トピックス

市政ニュースNo.57(2016-06-05)

カテゴリー:

柴田民雄市政ニュース2016-06-05_No.57

柴田民雄市政ニュース2016-06-05_No.57-1 柴田民雄市政ニュース2016-06-05_No.57-2

6/1経済水道委員会で天守閣2万人アンケート集計結果発表

6月1日(水)10:30~行われた経済水道委員会で、天守閣木造復元に関する2万人アンケートの集計結果が公表されました。回答者数は7290(回収率36.5%)で、2020年までの木造復元は21.5%、期間にとらわれない木造復元40.6%、耐震改修26.3%という結果になりました。

民意は2020年までの木造復元には無いことがはっきりと示されました。6月議会で提出される設計契約の議案を否決できるよう、さらに世論を高めてゆきましょう。

5/25~26市議団で陸前高田市を視察

2011年の東日本大震災で津波による壊滅的な被害を受け、名古屋市が「丸ごと支援」を継続している岩手県陸前高田市。5月25日(水)~26日(木)の二日間、党市議団の江上議員、藤井議員、高橋議員、柴田議員の4人で視察してきました。柴田議員は2012年にコープあいちのボランティアツアーで一度訪問していますが、他の3議員は陸前高田市は初訪問です。

東北新幹線で一ノ関駅へ行き、そこからレンタカー。陸前高田市に入る前に通った海沿いの地域も、いまだ復旧ままならぬままの痛々しい風景が広がっています。陸前高田市内は、山を切り崩して平地に11mの高台を造成する大規模な工事が進んでおり、景色は、震災後とは一変していました。15mの津波でほとんどの建物が流された市内でわずかに残った建物の一つだった旧陸前高田市役所も、撤去されて高台の地下になっていました。市役所前に置かれていた市民憲章碑は、津波で受けた傷跡もそのままプレハブの仮設市庁舎前に移設されていました。

一日目は共産党陸前高田市議3人の一人、藤倉議員の案内で市内を視察しました。昼食をとった仮設店舗は当初5年の期限とされていて、当面3年の延長が認められたものの、その後どうなるかはわからない状態です。

中学校の校庭にびっしりと建てられている仮設住宅からの移転もまだまだで、7割近くの方が、いまだに4畳半+ユニットバス+台所という困難な仮設暮らしを続けています。断熱材は追加されたものの、プレハブのむき出しの鉄骨が冬場の外気の冷たさを直接伝えてしまうため、カーテンや毛布で覆うなど工夫しています。玄関を開けると直接室内に冷たい外気が流れ込んでしまうため、要求がやっと実現して風除室を取り付けてもらえたとのことでした。

また、新築の市営住宅に移転するにも、エアコン設置などの自己負担も大きく、仮設を出たくても出られないケースも。中学校は、仮設住宅で校庭が使えないため、田んぼを埋め立てるなどして仮設の校庭を作って授業を行っています。

また、山を削って宅地を造成し、一人100坪の割り当てで防災集団移転を進めていますが、かさ上げ造成を進めている街の中心部にもっと広い土地を持っていた人も100坪の割り当てしかできず、土地の権利関係が複雑になっているとのことでした。

またかさ上げ造成するにあたって、被災した建物は撤去しなければならないのですが、どうしてもそれに同意できない住民もみえて、そこだけはすり鉢状に残して擁壁を作り、11m低いところに被災の記憶を伝える遺構を残している場所もあるとのこと。

二日目は、戸羽太陸前高田市長と面談し、復興の苦労などをお聞きしました。そのあと、名古屋市からの派遣職員鈴木さんの案内で、市南西部の、かなり高い山を丸ごと削って、膨大な量の土をベルトコンベヤーを使って市内に運び、削った後の高台にも新しい街を作っているという今泉地区を訪れました。

旧JR大船渡線(ドラゴンレール)を再開させて陸前高田駅を中心に街の再構築をしてゆきたいと、市民の合意がやっと固まったのに、肝心のJR東日本が再開を拒否しているのも問題です。確かに赤字路線ですが、復旧・復興のなかで、鉄道路線が果たす役割は非常に大きく、被災前よりもむしろ利用者は増えることが予想されるとのこと。

JR東海は、分割民営化でバラバラにされていることを理由にせず、もうけをリニアより被災地の復興のためにこそ使うべきです。

不足する稽古場対策に活用できないか旧山田工場を視察

5月27日(金)西区にある環境局の旧山田工場(ごみ焼却工場)跡を、柴田議員、さはし議員、西山議員、青木議員の市議団4人で視察しました。山田工場は1985年から約20年間稼働し、ごみ量の減少などの理由で2004年に閉鎖。その後跡地の利用目的が決まらないまま、建物がそのまま残されています。現在はリサイクル資源の集積場や、使命を終えたごみ収集車の売却までの仮置き場などの目的に使用されていますが、頑丈な建物はほとんどが利用されていません。

植栽や壁画など、市民に愛されるよう意匠を凝らした外観の建物の中に入ると、パイプやタンク、鉄の階段などが縦横にめぐらされた廃墟になっています。ごみの投入ステージなど、非常に広い空間や、管理棟にはそのまま活用できそうな部屋などもあり、旧給水塔を改装して演劇練習館「アクテノン」を作ったように、この建物を有効活用する方法は無いかと、アイディアを集めてゆきたいと思いました。

市会議員柴田民雄活動日誌

  • 26(木):陸前高田市視察
  • 27(金):定例朝宣伝[八事日赤駅], 環境局旧山田工場視察, 公選法学習会
  • 28(土):小学校運動会[松栄][広路][川原][御器所][村雲][鶴舞][吹上], 生活相談
  • 29(日):昭和区総合防水訓練, 区政協力委員長公職者意見交換会, 民商瑞穂支部総会
  • 30(月):金山駅早朝宣伝, 本丸御殿2期工事公開記念式典
  • 31(火):定例朝宣伝[いりなか駅], 事務所看板取り付け, 公選法学習会, 戦争法学習会

(コラム「上を向いて歩こう」はお休みします)

▲ このページの先頭にもどる

日本共産党はこんな党です
赤旗購読のお申込み
ダウンロード
日本共産党中央委員会
日本共産党愛知県委員会
Copyright © 2013 - 2024 柴田たみお All Right Reserved.