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市政ニュースNo.60(2016-06-26)

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柴田民雄市政ニュース2016-06-26_No.60

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6月議会個人質問ダイジェスト

江上議員:天守閣木造化市長案は撤回を

6月17日(金) 10:00~本会議が開催され、トップバッターで江上議員が、2020年までに天守閣を木造化する市長提案について撤回を迫りました。
市民2万人アンケートでは、「2020年7月までに優秀提案(竹中工務店の提案)による木造復元を行う」と回答した人は21.5%。江上議員は、「市長提案が市民から明確に否定された事実を認めないのか」と追及しました。
これにたいして河村市長は、「(市民アンケートで)竹中工務店の提案を『理解できた』と回答した人に着目すると、『2020年7月までに』と回答した人がすごく高い」と答弁しました。しかし、竹中工務店の提案を「理解できた」と回答した人でも、「2020年7月までに木造復元を行う」と回答した人は32%にすぎず、「2020年7月にとらわれずに木造復元を行う」と回答した人が42.7%と上回っています。理解できた人にも、「2020年7月まで」という市長の方針は支持されなかったのです。この事実を認識できず、2020年7月までの木造復元を進める「補正予算案は民意を踏まえた提案」だと開き直りました。江上議員は、「他人には民意を求め、自らは民意を無視するのか」と批判しました。
河村市長は、「天守閣のIS値が0.14と驚くべく低い」とにわかに言い出しています。しかし、この数値は、5年以上前に河村市長のもとで実施された耐震診断で示されています。江上議員が、「『IS値0.14』が判明しても、木造復元を唱えて、耐震対策を5年以上も行ってこなかったのは、ほかならぬ市長自身ではないか」と迫ると、自民党席などから「そうだ!」の大きな声。5年以上前の耐震診断書は「見たことは見たと思うが、数字は記憶していなかった」と答弁した河村市長。耐震診断書をしっかり見ていなかったことを反省するどころか、「危険だから、木造化を急げ」というのは余りに身勝手です。
「税金は使わない。入場料収入で賄う」という河村市長。計画入場者数は、完成年度の2020年度は、現在の2倍の331万人、2021年度446万人、2022年度401万人、2023年度から2069年度までの47年間は360万人が継続というものです。江上議員は、「計画入場者数に達せず、税金投入となったら責任を取るのか」と追及しました。河村市長の答弁は、「熱田神宮が670万人。初詣を引くと400万人」と、相も変わらず、熱田神宮を引き合いに出すことしかできませんでした。
この日は、民主・公明・減税の議員も天守閣問題で質問、最終日の21日(火)には自民の議員も天守閣問題で質問し、減税の議員以外はそろって2020年までの市長案が市民に否定されたことを認めるよう迫るものでした。
メディアの関心も高くテレビニュースでも、江上議員の質問の様子が流れました。

青木議員:規制法成立受けヘイトスピーチ対策を

6月17日(金)13:10~本会議個人質問午後の一人目で、青木ともこ議員が質問に立ち、国の規制法成立を受けて、ヘイトスピーチ対策を市としても本格的に取り組むよう求めました。
当局答弁で、これまで、啓発ポスターの掲示やヘイトスピーチに関する相談窓口の案内や、なごや人権センターのホームページなどで法の周知に努めてきているが、さらに取り組みを進めるために関係局で庁内連絡会設置したこと。川崎市、大阪市などの取り組みも参考にしながら、不当な差別的言動の無い社会の実現に寄与するよう取り組むことが示されました。県とも連携して、ヘイトスピーチの無い社会を実現するための施策を検討していくとの答弁もありました。
市長からも、不当な差別的言動は許されないとの認識を改めて明確に示す答弁がありましたが、検閲はできない、などとも発言しており、差別主義者団体への対応を一般的な言論の自由と混同している様子も見られました。
ヘイトスピーチは犯罪であるということが国の法規で定められたわけで、ヘイトを行った団体や個人は、二度と行わないという明確な誓約や、何らかの更生をしたという経緯が無い限り、再び行う意図をもってデモや集会を企画するわけですから、名古屋市の公園・道路を貸さない、という対応をとることは当然です。
今後、どのような条例を制定するかなど、市としての対応に注目してください。

西山議員:新堀川悪臭調査・隠れ待機児童0めざせ

6月20日(月)10:00~本会議個人質問午前の一人目で、西山あさみ議員が質問に立ち、新堀川の悪臭問題と、隠れ待機児童問題に対する市の対応をただしました。
新堀川については、においの強い夏場に調査を行い、標本を採取して環境科学調査センターで分析し、対策を考えるとの答弁がありました。
隠れ待機児童問題については、国に対して整備費補助などの復活を求めることや、市独自に補助を出したり、公立保育所を整備し、隠れ待機児童0をめざせと追及しました。

さはし議員:小規模校対策見直しを・アジア大会招致に疑問

6月20日(月)13:00~本会議個人質問午後の一人目で、さはしあこ議員が質問に立ち、小規模小学校の統廃合問題とアジア大会の招致に関する市の姿勢をただしました。
小学校の小規模対策は、名古屋市は、クラス替えができることを基準に統廃合を目指してきたが、6年経っても住民合意すらできていない、計画が破たんしていると指摘。白紙に戻して考え直すべきと要望しました。
アジア競技大会は、大会そのものはスポーツを通じて平和・友好をすすめるものであり反対するものではないが、市民不在で進める姿勢が問題と指摘。また予算規模も何も提示されていない中で、後になって大きな負担がのしかかってくるのではないかとの懸念も指摘しました。
また、河村市長が、招致を決めた日の緑区で行われた天守閣木造復元のタウンミーティングで「アジア大会やって瑞穂グランド400億円かけたって100年ももたない」などと発言したことを紹介し、天守閣には命懸けで、アジア大会は本気で考えていないのではないかと指摘しました。

岡田議員:避難所の福祉対策を

6月21日(火)10:00~行われた本会議個人質問午前の2人目で、岡田ゆき子議員が質問に立ち、熊本地震などに学び、避難所のバリアフリー対策など福祉避難所の機能強化を求めました。
福祉避難所が知らされていないことから、一般の避難者が福祉避難所に避難してきたため、要援護者の受け入れができなかったという熊本地震のケースなどを例示し、福祉避難所の整備等について質問。
また、指定避難所に未整備となっている簡易スロープなどの整備が進まないことを指摘し、防災危機管理局が責任をもって、関係各局と連携して早急にすすめていくとの前向きな答弁を引き出しました。

市会議員柴田民雄活動日誌

  •  16(木):昭和区年金者組合総会来賓, 昭和区9条の会
  •  17(金):定例朝宣伝[荒畑駅], 本会議
  •  18(土):昭和区キャラバン宣伝, スーパー前宣伝[ヤマナカ安田通], 伊川つどい
  •  19(日):昭和区キャラバン宣伝, 昭天民商婦人部総会来賓, 集団的自衛権行使に反対する昭和区の会スタンディングデモ, 吹上学区お楽しみ演芸会
  •  20(月):本会議
  •  21(火):定例朝宣伝[川名駅], 本会議
  •  22(水):参院選出発式,総務環境委員会, 集団的自衛権行使に反対する昭和区の会

(コラム「上を向いて歩こう」はお休みします)

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