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市政ニュースNo.113(2017-07-02)

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柴田民雄市政ニュース2017-07_02_No113.pdf

6月議会代表質問

6月21日(水)本会議で各会派の代表質問が行われ、日本共産党からは江上博之議員が質問に立ちました。

質問の要旨は以下の通り。

(江上)4月の市長選挙で河村市長は再選。市長の有権者比での得票率は、24.8%。有権者の4人に1人すら河村市長に投票していない。これからの4年間、この事実を踏まえて、市民の声をよく聞き、丁寧な説明責任を果たして市政運営にあたることを求める。

1 2022年完成の505億円名古屋城天守閣木造復元の見直しについて

(1) 市民合意は無い

市長は、当選後「『天守閣木造化に対する住民投票』のような意味合いがあった。」として市長提案の2022年12月完成の天守閣木造化に市民が合意したかのような発言をした。しかし、出口調査では、6割以上が市長提案に反対。市長選半ばの世論調査では、7割が市長提案に反対だ。

2022年完成の木造復元提案」は、市民合意を得ているとは考えられない。市長、このことを認めるか。

(市長)多数の市民が木造化を求めている。

(2) 過大な収支計画

(江上)市長提案は、建設費、維持費等を含めれば50年間で1000億円以上を支出しなければならない。最低でも毎年20億円ずつ支出する計算。市長選挙中の世論調査で、市の収支計画について、73%の人が、「入場予測は過大で信頼できない」と回答。今回「入場者数見込み」について調査費を予算計上しているが、市議会の採決前に調査べきだ。市長も、寄付金を100億円集めると言い出した。今までの収支計画が破たんしたことを認めたということか。

(市長)努力をするということだ。

(3) 魅力ある街にふさわしい名古屋城

(ア) 名古屋城天守閣事業は石垣調査優先で

(江上)市長は、「『本物』の魅力」にこだわっている。今、名古屋城が、特別史跡であるのは、石垣やお堀などが「本物」で文化的価値が高いからだ。石垣の整備優先の声が名古屋市の有識者会議でもあがっている。「本物」にこだわるなら石垣を最優先に取り組むべきではないか。

(市長)文化庁も「天守閣と石垣の調和が大切。やりかたは一緒に考えていこう」と言っている。

(イ) 耐震、老朽化対策を施した「情報発信施設」への改善を

(江上)史実に忠実であれば、ビルで言えば13階を階段だけで登ることになる。内部はがらんどうになり、陳列物は基本的にゼロ。それで魅力あるという人がどれだけいるか。

私の提案は現天守の耐震・老朽化補強で「情報発信施設」としての名古屋城天守閣にするというもの。名古屋市民の思いがこもった現天守の博物館機能を充実し、学芸員など調査研究の専門家を充実する。エレベータも使え、バリアフリー。21世紀にふさわしいお城。費用も50~60億円で済む。そして、「特別史跡名古屋城跡全体整備計画」に基づいて、隅櫓、多門櫓、二の丸庭園の改修など名古屋城全体を順次整備していくことだ。この提案を市長は受け入れないか。

(市長)木造化は議決もされている。

2 福祉・医療・教育のありかたについて

(1) 敬老パスの拡大を

市長は、マニュフェストで、「敬老パスで元気に。名鉄、JR等への利用導入を検討」と記載している。敬老パスの私鉄への利用拡大について、速やかに検討し、実施すべきではないか。

(市長)検討する

(2) 子ども医療費助成対象の拡大を

市長選のマニフェストでは、「中学生までの医療費自己負担分無料、継続・拡大検討」も記載されている。ぜひ拡大すべきだ。

高校までの医療費無料化、検討はどこまで進んでいるのか。現在何が課題となっているか。

(市長)14.9億円が必要。子育て施策を総合的に勘案し一層の充実に努める。

(3) 国民健康保険制度の都道府県単位化でも独自減免制度の継続を

国は国民健康保険制度の負担率を減らし、市民に負担増を求めている。名古屋市は、独自の減免制度をすすめてきた。運営主体の中心が愛知県になっても、国民健康保険料について、名古屋市独自の減免制度は引き続き継続するか。

(健福局長)保険料水準を保つよう努める

(4) 市立幼稚園の閉園に関する説明

市立幼稚園の閉園について、保護者、子どもの生活をないがしろにしたやり方で教育委員会によって説明会が行われた。「もっと前から言うべきだ」「二人目も入れたいと思っていたのにひどい」、保護者から怒りの声続出。このような幼稚園廃止計画は即刻中止したうえで、保護者、子ども、地域の方々の声を聞くべき。市長として、教育委員会に求めるか。

(市長)教育委員会に丁寧な説明をするよう指示した。

3 名古屋駅前再開発と環境影響評価制度について

市は、環境アセスメントの緩和策を発表。なぜ、地球環境を守るべき環境局が、「開発の促進」を進めるのか。市民の環境にかかわる発言の場を奪うのか。

(市長)開発は必要。儲かる街にしないかん。

4 憲法尊重擁護義務に対する市長の認識について

1、安倍首相の9条改憲発言の内容を認めるか。2、安倍首相の発言は、憲法尊重擁護義務に反すると考えるか。

(市長)1、認める。2、反しないと考える。

介護シンポのご案内

7月16日(日)13:30~ウィルあいち3F大会議室にて、党市議団主催の介護懇談会を開催します(右図)。

介護にかかわっている方も、これからの方も、どなたでもご参加いただけます。ぜひお越しいだだき、現場の声をお聞かせください。

市会議員柴田民雄 活動日誌

● 20(火):定例朝宣伝[荒畑駅], 議会運営委員会
● 21(水):本会議(代表質問)
● 22(木):本会議(個人質問)
● 23(金):本会議(個人質問)
● 24(土):あいち平和映画祭, 病院職員労働組合定期大会
● 25(日):あいち社会保障推進協議会総会
● 26(月):本会議(個人質問)

(コラム:「上を向いて歩こう」はお休みします)

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