柴田民雄市政ニュース2017-07_30_No117.pdf
6月議会個人質問ダイジェスト④
6月26日(月)本会議で山口清明議員が行った、個人質問要旨の続きです。
臨海部の開発とまちづくりについて
(山口)この2か月半のレゴランド、金城ふ頭の状況をどう受け止めているか。開業前の予想と比べてどうか。レゴランドの入場者数は。
(住都局長)レゴランドは入場者数を公表しないが、一定の効果があったと思う。
(山口)収容台数5010台、国内最大規模の市営立体駐車場。建設費193億円を20年間の割賦払で利息を含めると222億円、これを料金収入により30年間で回収する計画。毎月10万台の利用が30年間続くという前提だ。
ところが現状は休日でも2000~3000台でと収容台数の半分程度。このままでは税金投入になりかねない。認識と今後の見通しは。
(住都局長)2ヶ月問で計約9万5千台。今後はもっと増える。
(山口)各エリアのまちづくり効果を最大化し、みなと全体のにぎわいを生み出す、そのために、各エリアの開発コンセプトや回遊性の確保などを含めたビジョンの共有とその進行管理が重要。まず、臨海部全体のビジョンを示す総合計画、みなとまちをつなぐマスタープランとなるようなものが必要だ。シャトルバスを含めて、一日乗車券、土日エコキップで乗れるように。レゴランドに高齢者割引など努力を求めてほしい。港、船を観光資源として生かすような計画や指針を。
(堀場副市長)市がイニシアチブをとり名港管理組合との連携のもと、交流施設や交通事業者と協議を重ねできるだけ早く、可能なことから取り組む。
財政福祉委員会現場視察①
6月15日(木)財政福祉委員会で、動物愛護センターと東部医療センターを視察しました。
健康福祉局の所管する動物愛護センターは、千種区の平和公園の奥にあり、犬・猫の察処分ゼロを目指して、動物愛護の啓発活動や、保護した犬・猫の里親募集などの事業を行っています。
訪れるとマスコットの「ワンニャンはかせ」が出迎えてくれました。たみニャンにも似ていますが、こちらは犬と猫のミックスです。
愛護館の中は、たくさんのイラストや啓発ポスターなどがびっしり、犬ルーム・猫ルームでは、飼い方が学べる教室や、訓練されたキャスト犬・猫たちとの触れ合いもできるようになっています。
そのまま連れて帰りたくなりますが、キャスト犬・猫はその場で連れ帰ることは当然できません。
悲惨な状態で保護され、ここでピカピカになって里親募集をしている犬猫たちの掲示がありました。里親になるには、責任もって飼えるかどうかなど飼い主の審査があります。
隣の管理棟では、収容された動物や譲渡予定の動物の検査などを行う施設があります。
もともと動物愛護センターの出発は昭和初期の野犬対策でした。庭の動物慰霊碑などにその名残が残っています。
(次号に続く)
図書館再編アクティブ・ライブラリー構想パブコメ中止を申し入れ
党市議団は7月11日、市教育委員会にたいして、市立図書館のあり方を大改変する「なごやアクティブ・ライブラリー構想(案)」に関する申し入れを行いました。同構想(案)は、今月末にもパブリックコメントを開始し、10月には策定するとされていますが、市民・図書館利用者には説明もされておらず、申し入れでは、「パブリックコメントの実施を見合わせ、すべての図書館で利用者に対して説明会を開催すること」を求めました。
5ブロック化 3段階にランク分け
同構想(案)では、中央館(鶴舞図書館)を核として市域を5つのブロックに分け、各ブロック内の図書館(分館)を専門的サービスも担う「Aタイプ」、基礎的サービスを担う「Bタイプ」及び「Cタイプ」の3区分に再編。「B・Cタイプ」は蔵書数を削減し、民間活力の活用を検討するとされています。老朽施設が多い「第一ブロック」から着手。耐震性を満たしていない千種図書館を「Aタイプ」として星ヶ丘駅周辺等に移築し、東・守山・志段味・名東の各館を「B」か「C」にする構想です。
これまで名古屋市の図書館は1区1館方式(支所管内にさらに1館)で運営されてきましたが、これを大きく改変する構想です。図書館ごとにサービスや蔵書数の格差を生じさせるものであり、市民の平等利用の精神が損なわれる恐れがあります。こんな重大な構想を、市民が知らないうちにパブコメに付すのは問題です。
市会議員柴田民雄 活動日誌
- 18(火):定例朝宣伝[八事日赤駅], 民間特養「瀬古の家」開所式
- 19(水):党創立95周年講演視聴
- 20(木):教育委員会定例会傍聴, 昭和区九条の会
- 21(金):健康福祉局植田寮視察, 市職労定期大会, 東部医療センター視察, 昭和区市政懇談会
- 22(土):吹上学区ふれあい夏まつり, 自治体学校in千葉
- 23(日):自治体学校in千葉
- 24(月):自治体学校in千葉
(コラム:「上を向いて歩こう」はお休みします)