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市政ニュースNo.170(2018-08-05)

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生活保護利用者等の熱中症に関する緊急申し入れ

熱中症の防止に欠かせないエアコンの設置
通知の周知と3月以前の生活保護利用者への適用を!

熱中症による7月の救急搬送が多発

記録的な猛暑となった今夏、気象庁は7月23日、猛暑について異例の記者会見を行い、「経験したことのないほどの暑さになっている地域がある。命に危険が及ぶレベルで、災害と認識している」と述べました。

名古屋市内でも多くの人が熱中症により救急搬送され、7月23日は市内で過去最多の128人が搬送されました。

厚生労働省は、今年度から新たに生活保護利用を開始した世帯で、熱中症防止のため一定の条件を満たす場合にエアコン購入費などの支給を認める通知を出しました。

日本共産党名古屋市議団は、この通知の運用に向けて、7月30日、河村市長に生活保護利用者へのエアコン購入費などの支給に関する緊急の申し入れを行いました。

申し入れでは、通知内容を周知し、必要な対象者への速やかなエアコン設置、今年3月以前に生活保護の利用を開始した人も対象とするよう国に要望することなど5項目の実施を求めました。(申入文はこちら↓)

生活保護利用者等の熱中症に関する緊急対策の申し入れ

  1. 6月27日の厚労省通知に該当する生活保護世帯に、その内容を周知徹底し、必要な対象世帯には可及的速やかにエアコンを設置すること。
  2. 2018年3月までに生活保護の利用を開始した生活保護世帯に対しても、上記通知が適用されるよう、政府に対して緊急の要望を行うこと。
  3. 政府の対応がなされない場合でも、名古屋市としてエアコン設置のための緊急貸付を行うなど、人命最優先の対応を行うこと。
  4. 夏季の冷房利用に伴う電気代相当額については、夏季加算を復活し補うこと。
  5. 社会福祉協議会による生活資金貸付制度の運用について、緊急的対応が必要な事案に対しては、県社協の審査会の回数増など、資金貸付が速やかに行われるよう要望をすること。

3月以前の生活保護世帯への適用は、もっともな要望

対応した杉山勝健康福祉局長は、「今までに無かった制度なので、各区に2回にわたって周知した。3月以前の生活保護利用者への適用については、もっともな要望であり、担当課からも厚労省に要望した」との返事がありました。

生活保護利用者のエアコン設置状況は「8割程度が設置しているのではないか」との観測を示しました。相当数の未設置世帯があり、現在約50世帯から設置の申し込みがあり、別に約50世帯から生活資金貸付制度の相談があるとのことでした。

災害に匹敵する猛暑、命に責任負う対応を

議員団からは「災害に匹敵する猛暑で健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が侵害された状況であり、何よりも市民の命と安全に責任を負う対応」を重ねて要請しました。
なお、3月以前の生活保護利用者を対象から外している問題については、8月3日に岡田・山口・青木各議員が上京し、厚労省に要請・懇談を予定しています。

6月定例会ダイジェスト⑤
請願の採択を求める討論 岡田ゆき子議員(7月4日本会議)

デイサービス型地域活動支援事業に関する平成30年1月10日付健康福祉局障害福祉部障害者支援課長名通知を撤回し、これまで通りの制度運用及び支給決定要件の継続を

6月議会前の閉会中に行われた請願審査で、「不採択」となった請願について、本会議での採決が行われました。不採択に反対する岡田ゆき子議員の討論の概要です。

「デイサービス型地域活動支援事業」とは、障害のある方が、作業所などの日中活動後の、帰宅するまでの生活の場を保障する、名古屋市独自の事業です。ところが、名古屋市は、今年1月に突如、日中活動と同一日に地域活動支援事業を利用する場合は、「介護者が不在等」を要件とする通知を出しました。

これに対し障害者や家族から「これまで通り利用ができなくなる」とのつよい危機感が示され提出されたのが本請願です。

事実上の撤回を通知するも要件変えないことに不安

請願提出後、名古屋市は、3月下旬に事実上これまでと同様の運用を可能とする再通知を出しました。

しかし、「介護者が不在等」とした要件は撤回されず、いまだに不安が解消されていません。介護者の多くは高齢です。成人した障害者には、介護者がいるかいないかで、事業の利用が制限されるべきではありません。

障害者の暮らしを支えてきた事業を守れ

折しも、名古屋市は障害者差別解消推進条例を制定しようとしています。名古屋の優れた独自事業として、障害者の暮らしを支えてきた事業を心配なく使うことができるよう、きっぱりと介護者要件を撤回すべきです。

映画「コスタリカの奇跡」上映会

1948年に軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくりかた〜」上映会を行います。

日時: 2018/08/22(水)19:00〜
場所: 昭和文化小劇場(「川名」駅すぐ)
主催:日本共産党昭天緑地区委員会
入場料:1,000円
問合せ:柴田民雄事務所☏858-3255

収益は全額7月豪雨災害の救援募金として送らせていただきます。

市会議員柴田民雄活動日誌

  • 24(火):定例朝宣伝[御器所]
  • 27(金):財政福祉委員会(所管事務調査[敬老パス][障害者差別解消推進条例]), 夕方宣伝[桜山]
  • 29(日):原爆被災者を偲ぶつどい, ピースあいち[高校生の描く原爆の絵展], 生活相談
  • 30(月):生活相談, 市職労衛生支部大会

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