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市政ニュースNo.203(2019-03-24)

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個人質問藤井ひろき議員
条例強化で子どもの日照守れ

相次ぐ近隣ビル建設で、幼稚園がますます日影に

藤井ひろき議員は5日の本会議で、中高層ビルの建設にともなう教育施設等の日影問題をとりあげました。

力不足だった(市長)

「お庭、寒くなった!」「園児が健康に育つ環境を守って」。藤井議員は、隣接地のマンション建設による日照被害で係争中の、名古屋教会幼稚園(中区丸の内)の園児や教員からの訴えを紹介。「市長みずから建設前に同園を訪れ、『なんとかせな、あかんな』と話されたそうだが、結局建ってしまった。この間どんな指示をしたのか」と質しました。

河村市長は「担当職員に指示したが、法律上のこともあり、残念だがそういう結果になった。力不足だった」と答えました。

教育施設等に影を落とす中高層ビル建設 昨年度だけで61件も

市は条例で、教育施設に影響を生じさせる中高層建築物を建築する場合は、日影の影響について配慮や協議を求めるよう定めています。しかし商業地域では高さ制限や容積率限界までの高いビルが建てられる場合が多く、わずかな日照すら、今後失われる恐れがあります。条例の対象となる物件は、昨年度だけで61件にのぼりました。

建築主側のいっそうの「配慮」が必要

藤井議員は「都心部であっても、子どもの健全な発達に必要な環境は、私たち大人がしっかり守らなければならない」と力説。「教育施設周辺の建物の高さを規制できないか」と質問しました。

住宅都市局長は答弁で「建築基準法上、日影規制はできない。できるだけ紛争が起きないよう建築主に配慮や協議を求めたい」と述べるにとどまりました。

藤井議員は「にぎやかな街づくりと子育てしやすい街づくり。このバランスが取れたまちづくりが重要だ」と指摘。「日影規制がなく、周辺の建物から次々と日影が生じてしまう商業地域では、(建築主側の)一層の配慮が必要ではないか」と質しました。

指摘を踏まえ、周辺建物による日影の影響も考慮するよう指導する(局長)

これに対し局長は「指摘を踏まえ、自らの建物だけでなく、周囲の建物による影響も可能な限り考慮するよう指導する」と答弁。

藤井議員は、条例をより実効性あるものに強化するよう市長に強く求めました。

死亡後手続き「おくやみコーナー」設置を提案

担当窓口バラバラ遺族は庁舎内を右往左往

家族が亡くなると、世帯主変更届や介護保険証被保険者証・後期高齢者医療被保険者証の返納、国民健康保険の葬祭費請求、遺族基礎年金の請求など人によっては10以上の手続きが必要です。しかも区役所の担当窓口はバラバラ。高齢の遺族には大きな負担です。

藤井議員は、これらの手続きをワンストップで行える、三重県松坂市役所の「おくやみコーナー」(専任職員が対応)に触れ、「最初に訪れる区役所の市民課で導入してみてはどうか」と提案しました。

他都市の取り組みを参考にする(局長)

市民経済局長は「他都市の取り組みも参考にしながら市民満足度の向上に努める」と答弁。

藤井議員は、2022年度に移転改築予定の中村区役所での試験的導入を提起しました。

個人質問青木ともこ議員
枇杷島の治水対策JR鉄橋の早期掛け替えを

3月6日の市議会本会議質問で、青木ともこ議員は、枇杷島地区における庄内川の治水対策としてJR東海道本線と新幹線の鉄橋の架け替え問題、学童保育の職員配置基準の堅持と専用室の木造化を提案しました。

国に早期着手を要望する(局長)

青木議員は、パネルを示しながら西区枇杷島地区における庄内川の治水対策として計画され、2002年から始まった「枇杷島地区特定構造物改築事業」(枇杷島特構)のうち、JR東海道本線と新幹線の鉄橋の架け替えが進んでいない問題を追及しました。この計画は、2000年東海豪雨の当時、洪水被害拡大の引き金となった庄内川と新川の治水対策の大幅な遅れを教訓にしたものです。

緑生土木局長は、庄内川が溢れると甚大な被害が発生する恐れがあり、整備は大変重要であるとして「国に対して課題解決と早期の事業着手に向け要望する」と回答しました。

青木議員は、この計画の進捗が大変遅れていることを明らかにし、それによって名古屋市民が抱え続けているリスクの大きさを指摘、「かたやJRはリニアに邁進し、名古屋市もまるで一蓮托生のようにのめりこんでいます。ただちに市長が先頭にたって、国に要望、JRには協力を求めてください」と強く迫りました。

学童保育の職員配置基準堅持を

学童保育所の運営基準は、資格を持った指導員を2名以上配置することが国の省令によって決められています。

ところが、政府はこの職員の配置基準を「従うべき基準」から「参酌(さんしゃく)すべき基準」へと緩和することを閣議決定し、今国会に児童福祉法の改悪案を提案しようとしています。

青木議員は、例え国が基準緩和をしても名古屋市として基準を堅持すべきだと、市の見解を求めました。

しかし、子ども青少年局長は、学童保育の質と指導員の専門性の大切さを認識しつつ、まだ国からは詳細な改正内容が示されていないとして、「国の動向を注視しつつ、保護者や運営者の意見を踏まえながら対応を検討したい」と回答。

青木議員は、「職員配置基準の堅持と質の確保をめざすべきだ」と重ねて要望しました。

学童専用室の環境改善策として木造化を提案

子どもたちが毎日過ごす学童保育のプレハブ専用室の環境は快適だとはとても言えません。特に、昨年の夏の記録的猛暑ではその対応に悲鳴が上がりました。

青木議員は、子どもたちの安全確保のために市が責任を持って対策を立てるよう要望。さらに、専用室の木造化を提案。木が子どもの心身を癒すという文科省のデータや愛知県の森林資源の豊富さ、実用化に向けた研究も示しながら、「子どもの健やかな成長と地産地消、環境負荷軽減の面からも専用室の木造化へ検討調査に踏み出すべきだ」と主張しました。
子ども青少年局長は、木が安らぎを与える効果を期待できるとし、「まずは情報の収集に努める」と述べました。

市会議員柴田民雄活動日誌

  • 12(火):朝[荒畑駅], 財政福祉委員会
  • 13(水):朝[いりなか駅], 財政福祉委員会
  • 14(木):朝[桜山駅], 財政福祉委員会
  • 15(金):朝[八事日赤駅], 本会議, 大都市制度・広域連携促進特別委員会
  • 16(土):キャラバン, スーパー前[バロー滝川店]
  • 17(日):キャラバン
  • 18(月):朝[吹上駅], キャラバン

街頭宣伝などの予定(雨天中止)

3/22(金) 18:30~ 鶴舞駅
3/25(月) 8:00~ いりなか駅
3/26(火) 8:00~ 桜山駅
3/27(水) 8:30~ 八事日赤駅
3/28(木) 8:00~ 吹上駅
3/29(金) 8:00~ 川名駅
3/29(金) 18:30~ いりなか駅
4/1(月) 8:00~ 御器所駅
4/2(火) 8:00~ 荒畑駅
4/3(水) 8:00~ いりなか駅
4/4(木) 8:00~ 桜山駅
4/5(金) 8:30~ 八事日赤駅

土日祝の宣伝については別途ご案内します。

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