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市政ニュースNo.22(2015-10-18)

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柴田民雄市政ニュース2015-10-18_No.22

市政ニュースNo.22

9月定例議会(決算議会)終わる

10月14日(水)、本会議が行われ、2014年度(平成26年度)決算案等に対する意思決定が行われました。

山口市議が反対討論

採決に先立ち、日本共産党の山口市議が、6分間の反対討論を行いました。以下に全文を紹介します。

昨年は、名古屋市の総合計画2018が策定され、また消費税が増税され、名古屋市には国の悪政からの防波堤となることが期待されましたが、期待に十分応えた市政運営だったとは言えません。以下、反対する理由を三点申し上げます。

理由1:増税など国の悪政に輪をかけて市民負担を増やした

市バス・地下鉄の料金や水道料金など公営企業会計を中心に消費税増税が料金に転嫁され、市民の負担増は30億円を超えています。それらに加えて、一般会計でも、市民負担が増やされました。

高校授業料は、国による無償化見直しそのままに、市立高校生の四人に一人から、全日制では年間11万8800円を新たに徴収しました。

高年大学鯱城学園は、授業料と入学金の合計で3万円から4万8千円に値上げ、加えて実習設備等負担金は陶芸コースで8倍、園芸コースでは2千円から1万8千円へと実に9倍の値上げです。その結果、募集定員を3割増やしたのに、出願者数は前年の約4分の3に減ってしまいました。

市営住宅の駐車場使用料も値上げが始まりました。

理由2:市民税5%減税を継続し、その財源づくりとして「行革」の名で市民負担増と福祉の民営化をすすめた

鯱城学園や市営住宅駐車場の値上げは、減税の財源づくりのテコとされた「事業仕分け」に端を発しています。減税財源に市民の負担を充てるのは論外です。

「行革」の名で、公立保育園の廃止・民営化がすすめられました。批判が強い図書館への指定管理者制度も志段味図書館で試行が続けられており問題です。

市民税5%減税は昨年度116億円でした。誰のための減税か。法人市民税を例にあげます。市内にある法人の約9割、8万3千社では1法人あたりの減税額は5万円以下、総額でも約5億6百万円です。一方で減税額上位の大企業10社の減税総額は約6億円です。大企業と富裕層のための減税、格差を広げるだけの減税はきっぱりやめ、116億円は市民サービスの充実にまわすべきです。

理由3:リニアを起爆剤とする名古屋駅周辺開発や名古屋城天守閣の木造復元など、新たな大型事業に税金を注ぎ込む、ムダ遣いへの道を開いた

リニア関連で名古屋駅周辺の大規模開発が進められようとしていますが、昨年9月に策定した「名古屋駅周辺まちづくり構想」は、名古屋駅前の一極集中型の開発計画となっています。

その一環である名古屋駅周辺地下公共空間整備、いわゆる笹島巨大地下通路建設は、緊急性も必要性もなく多額の税金投入は認められません。

都市間競争だ、東京に負けるな、と言いますが、高層ビルばかりの名駅開発では名古屋がリトル東京化するだけです。

名古屋の魅力は、居住環境がよく、東京に比べて住みやすいことです。この強みを活かした市域全体を見渡したバランスのとれたまちづくりこそ必要です。

東京にない魅力は何か。本物の天守閣ですか?木造復元の将来的な可能性は否定しませんが、お城が名古屋の宝と言うのなら、東京五輪など気にせず、名古屋のペースで検討すべきです。

名古屋市総合計画2018では、名古屋城の整備について、本丸御殿の復元、二ノ丸庭園の保存整備、展示収蔵施設の整備、の三つを実施するとし、天守閣については「整備に関する検討調査等を実施」とあるだけです。

昨年度に出された検討調査では「早期の木造復元が望ましい」と結論づけました。この結論には同意できませんが、その報告書ですら、復元の時期について「本丸御殿完成後の着工が望ましい」としています。この指摘も無視し、総合計画にもない木造復元を急ぐのは論外です。天守閣の整備は、名古屋城跡整備全体計画にある、耐震改修による長寿命化をまず検討すべきです。

社会保障・税番号制度いわゆるマイナンバー制度導入のためのシステム開発・改修経費として2億円以上の予算が執行されましたが、個人情報の漏えい懸念を高め、プライバシー保護の流れに逆行するものであり容認できません。

最後にみなさん!この年は希望も見えました。それは市民の運動と議会の論戦で、事業仕分けの結果をはね返し、敬老パスの値上げを許さなかったことです。

保育料に続き、敬老パスの値上げを止めた市民の力こそ市政を動かす原動力です。市民と共に、税金のムダ使いをなくし、市民の願いを実現する決意を申しあげ、討論を終わります。

反対は日本共産党のみ

決算承認の採決では、日本共産党のみの反対で可決されました。

11/1(日)はあいち赤旗まつりへGO!

あいち赤旗まつり送迎貸切バス時刻表(昭和区)

往復500円。地図は裏面をご覧ください。

いりなかバス停(サークルK前) 8:40 
八事(サーウィンストンホテル前) 8:43 
山手通4バス停(北向き) 8:45
山手通2バス停(北向き) 8:47
前山町バス停(西向き) 8:50
広路小学校前バス停(南向き) 8:53
広路通1バス停(西友前) 8:55
御器所通バス停(西向き) 9:00
荒畑バス停(西向き) 9:02
洲原町バス停(西向き) 9:04
円上バス停(南向き) 9:07
高辻(南)バス停(南向き) 9:10

瑞穂区のバスが桜山8:50、滝子8:52に通ります。こちらもご利用いただけます。

11月1日(日)10:00~15:00、緑区大高緑地公園にて第35回あいち赤旗まつりが開催されます。昭和区からも、貸切バスで送迎します(ルート・時刻表は裏面)ので、ぜひお友達などお誘い合わせてご参加ください。

辺野古基地建設で島ぐるみの反対運動を繰り広げている沖縄から、米軍基地に苦しむ民衆の心を歌い続けている海勢頭(うみせど)豊さんが来名されます。私は、海勢頭さんと、ひらき座を通じて20数年来の交流があり、このステージも大変楽しみです。

記念講演の山下よしき書記局長のお話も、歯切れよく、ユーモアを交えたすっきりわかる話が聞けそうで、こちらも楽しみですね。

昭和区後援会では、例年の「さんま寿司」に加えて、今年は「イカ焼き」も提供することになりました。ぜひご利用ください。

なお、参加協力券(一般1,500円、大学生以下、障害者、被爆者は無料)はお近くの党員か柴田民雄事務所までお申し付けください。

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