天守閣木造復元タウンミーティングで市民意見の表明を!
耐震問題に端を発して、にわかに木造復元がテーマに上がってきた名古屋城天守閣。7月までは、耐震補強で30年延命して慎重に検討するか、今すぐ木造復元するか、24億から400億まで幅のある選択肢だけに、慎重に市民の意見を聞きながら検討するという態度でした。ところが、この9月に突然方針を転換し、2020年までの木造復元に舵を切った調査費の補正予算を提出。日本共産党のみの反対で可決されてしまい、現在「技術提案交渉方式」での業者の公募が始まっています。
こんな強引な、そして拙速な、期限を決めて行う契約は、必ずコストの膨張を招くと、日本共産党は一貫して反対していますが、市長はこの天守閣木造復元をテーマに、市内16区でタウンミーティングを始めました。昭和区では12/17(木)18:30〜昭和区役所講堂で行われます。ぜひ出席して、「市民の意見を聞いて、一度立ち止まって考え直すべき」と発言しましょう。
なお、この問題についてのQ&Aパンフレットを日本共産党名古屋市議団が作成し、無料で配布していますのでご活用ください。柴田民雄事務所、または市議団控室までご連絡ください。
11月議会終わる
11月18日(水)から12月7日(月)までの17日間の会期で行われた11月定例議会が閉会しました。最終日の意思決定では、請願不採択に対する反対討論に高橋ゆうすけ市議が、議案に対する反対討論に青木ともこ市議が立ちました。
以下全文を掲載します。
高橋市議:リフレッシュ保育拡充の請願採択を!
ただいま議題となっております「子供たちが健やかに育つために病児・病後児デイケア事業の拡充と一時保育事業の拡充を求める」請願のうち「公立保育所のリフレッシュ預かり保育事業の拡充」について、採択を求めて討論します。
リフレッシュ預かり保育事業は2012年5月より、「育児疲れを解消し、新たな気持ちで育児に取り組めるように」と始められました。保育所に子どもを預けている保護者には、育児相談も含め支援があります。しかし、子どもが預けられない保護者は、子どもと離れて過ごすことも相談することもなかなかできず、育児ノイローゼ、児童虐待につながってしまうこともあり、虐待防止の観点からも非常に大切な制度となっています。
現在、この事業を行っている公立保育所は1日10か所程度、1か所につき2名の定員なので、予約がすぐに埋まります。保護者からは「数時間でも預けられると心が楽になる。しかし預けられないとイライラしてやさしくなれないし家族とも喧嘩してしまう。そんな自分に後悔する。もっと利用できる日を増やしてほしい」などの声があがっています。
民間保育所も一時保育事業を行ってはいますが、事実上、待機児童対策となっており、リフレッシュには使えないのが現状です。当局も、「在宅での子育て家庭への支援拡充は必要」との認識を示しました。だったら、保育士も増やして、育児に悩む保護者の願いに寄り添う公立保育所のリフレッシュ預かり保育事業を充実させるべきです。
以上のことから、本議会がこの請願を採択することを呼びかけて、討論を終わります。
青木市議:金城埠頭集約駐車場は立ち止まって考え直せ
日本共産党名古屋市会議員団を代表して、一般会計補正予算に対し、反対の立場で討論を行います。反対の理由は、金城ふ頭集約駐車場の建設費について、レゴランドとの事業契約を急ぐあまり、「見切り発車」におよんだ結果、費用が大幅に増大したことです。増加額にして24億5000万円余。消費税ぬきです。
なぜ、これほどまで増えたのか?その経緯は以下の通りです。
金城ふ頭集約駐車場は、5000台規模の市営立体駐車場として、レゴランド開業の再来年3月までを工期としました。一昨年、建設予定地内で営業中であった店舗の移転を待たずに、土壌汚染と地盤の状態について、店舗より数キロ離れた地域の過去の測定値や、店舗の周辺4箇所のボーリング調査をもとに、推定値が見込まれ、建設契約が交わされました。
ところが今年7月、当該店舗の移転後、更地となった土壌の調査を始めたところ、推定を大幅に超える汚染が全域で判明し、地盤についても、支持層の薄い箇所が確認されました。これによって、新たに汚染土の県外運搬処理作業が加わり、支持層の杭打ちにも補強が必要となったうえ、資材の高騰などにより、多額の追加費用が生じたのです。
なぜ、こうなってしまったのか?その背景には、ひたすらレゴランド開業までを工期とする、時間的制約のなかで、まっとうな調査の手続きにさえ、目をつぶらざるを得なかった、この事業計画そのものの問題点があると言わなければなりません。
金城ふ頭集約駐車場の建設費は、この度の変更で193億円以上にまで膨らみました。費用は使用料収入をもって、30年でまかなうとしていますが、その見通しが保証されるものではありません。本来なら、この駐車場を必要とするレゴランド等の民間事業者も費用負担すべきです。今後も、建設費が増大しないという保証はなく、このままでは際限のない税金投入につながるのではないかと、これまでわが会派は懸念を述べて来ました。この度の増額に至った経緯も、これだけ大がかりな事業でありながら、あまりにもずさん、そう言わざるを得ません。
以上の理由から、債務負担行為の金額変更は認められないと申しあげ、この期に、事業の抜本的な見直しを強く求めて、討論を終わります。
12/6中区市議補選支持は広がるも議席に届かず
12月6日(日)投開票で行われた、名古屋市会議員中区補欠選挙では、投票率19.19%という超低投票率の中、日本共産党のつばきの史(ちかし)候補は1,317票を獲得しました。4月に中区で当選した西山あさみ市議が「私の時にはこんな反応はなかった。少し嫉妬する」と言うぐらいの、かつてない支持のひろがりと党への期待の高まりを実感させる選挙戦でしたが、残念ながら議席には届きませんでした。減税日本の市議の逝去に伴って行われたこの補欠選挙ですが、減税日本の佐藤氏が当選し、議席配分は変化しませんでした。
柴田民雄活動日誌
- 3(木):総務環境委員会[環境局総括質疑]・中区朝夕応援弁士[鶴舞]
- 4(金):総務環境委員会[意思決定]・中区朝晩メガホン宣伝[鶴舞]・応援弁士[政党カー]
- 5(土):中区応援朝宣伝[金山]・伊勝学区餅つき大会
- 6(日):グランドゴルフ大会・松栄学区餅つき大会
- 7(月):金山駅頭宣伝・本会議[意思決定]・男女平等参画推進基本計画策定について懇談
- 8(火):定例朝宣伝[荒畑]・平和のともしびウォーク
- 9(水):蟹江町「希望の丘広場」視察・名古屋城天守閣木造復元学習会
コラム:上を向いて歩こう
第1回:ふたご座流星群
30号を迎えた記念にコラムを始めます。気楽にお読み下さい。
高校生の頃、天文学者になりたいと思っていたこともあり、時には天文現象や宇宙の話をしたいなと思っています。
毎年12月13~14日にはふたご座流星群が活発になります。今年は前後10年でもっとも条件が良いそうです。ピークは15日の午前3時頃ですが、天気さえ良ければ12日から16日頃まで特に夜半過ぎに1時間に20~40個ほど流星が見られるかも!(街明かりなどで空が明るいと暗い流星は見えないので個数は減ります)。
明かりのない、空の開けたところで、暖かくして、なるべく長い時間夜空を見上げてみてください。レジャーマットなどを敷いて仰向けに寝て見るといいですよ。