市政ニュースNo.73(2016-09-25)

柴田民雄市政ニュース2016-09-25_No.73

9月定例会議案外質問ダイジェスト①

9月14日藤井ひろき議員

本会議議案外質問初日の午前の最後で藤井ひろき議員が「繁華街における客引き行為等の防止」と「『リニア名古屋駅』工事に伴う用地買収の問題」について質問しました。

客引き問題では、飲食店が行った顧客アンケートをグラフで示したり、川崎市など他都市の事例も上げて、名古屋市の状態はあまりにも異常、早く過料を含む実効性ある条例の制定をと求めました。

リニア問題では３兆円にのぼる政府資金投入によって、リニア計画の公共事業としての性格が一層強まると指摘。「今年２月の定例会で田口議員が丁寧な説明を求めたが、改善の兆しすらない。立ち退きを迫られている市民の声をしっかり受け止めて、ＪＲ東海に改善をもっと強く申し入れるべきだ」と重ねて求めました。

9月15日高橋ゆうすけ議員

二日目のトップバッターで高橋ゆうすけ議員が「公立保育所の廃止・民営化」と「住宅セーフティネット」について質問しました。

保育園の民営化問題について、今年度移管先の公募が行われた4園のうち、味鋺(あじま)保育園に応募した社会福祉法人がゼロだったことに触れ、「再公募は必ず条件を下げることになり、保育の質を下げる」と、味鋺保育園の再公募は行わず公立のまま残すことを求めました。また、要保育児童数は予想より１万人多い実態が明らかになっており、「公立保育所整備計画」の前提が崩れていると指摘。保育需要が高まっている今、公立保育所の廃止・民営化を進める「公立保育所整備計画」は今すぐ立ち止まるべき、と求めました。

住宅セーフティネットについて、名古屋市では、市営住宅への入居を希望しても、入れない方が多数である一方、民間賃貸住宅の中には空き家が増えていることに触れ、「低所得者が民間賃貸住宅に入居できる家賃補助制度の創設を」と求めました。

9月15日山口きよあき議員

二日目午後の一番手として、山口清明議員が、「アジア競技大会招致問題は市民合意で」と「市発注事業の下請けへの未払い問題」について質問しました。

共産党名古屋市議団は、スポーツの振興を支持する立場ですから、住民が望むならアジア競技大会招致に賛成です。しかし今回は市民・議会を置き去りにしている点、ＯＣＡの規定では2018年までに招致立候補すれば良く、立候補を急ぐ必要が無い点が問題です。

山口議員は、市長自身が一度立ち止まったにも関わらず、説明責任を果たさないまま見切り発車するなと追求。焦らず安易な妥協もせず、市民参加で冷静に検討するよう強く求めました。

「下請け未払い問題」では、守山生涯学習センターの外壁改修工事などを市から受注した元請Ｋ社が下請会社に少なくとも3760万円を支払っていない問題を取り上げ、発注者としての市の責任をただしました。

現在の市の制度では、未払問題に対応できません。2年前にも名古屋城緑地管理事業でも同様の問題が起きており、被害者は泣き寝入りしています。山口議員は公契約条例を念頭に、下請け業者も守る新たな公契約の仕組み作りなども提案。

市はトラブルの存在を認めた上で、不払い問題を起こした業者の入札参加の制限を検討すると答弁しました。

両テーマとも、翌日の新聞などに報道されました。

9/17昭和区平和まつりに250人

9月17日(土)川名公園にて、党昭和区後援会主催の第9回昭和区平和まつりが行われ、地域の市民約250人が参加。焼きそばなどの出店、和太鼓演奏、朝鮮歌舞、腹話術、ビンゴゲームなど楽しんでいただきました。トーク&トークでは、衆議院議員もとむら伸子さんをゲストに迎えて、戦争法、リニア、ヘイトスピーチ規制法など、国会論戦や現地調査など踏まえリアルで熱いトークになりました。