市議報酬など請願保留に
4月25日、総務環境委員会で請願審査が行われ、新規の請願2本、陳情1本、保留(継続)中の請願4本について議論を行いました。
新規請願「政務活動費の収支報告書、会計帳簿及び領収証のすべてをネットで公開することを求める件」
柴田議員は採択と早期の実施を求めましたが、取り扱いは保留となりました。
新規請願「議員報酬を直ちに800万に戻すこと等を求める件」
柴田議員は、「市長が膠着状態を引き起こしている状況だからこそ、議会側は議会基本条例にのっとって、市民の意見を聴取し報酬額を提案する第三者機関を議会が独自に設置すべき。」「昨年の2月議会で行われた市議報酬の特例値の引き上げは、民意の聴取を一度も行わなかったという点で、問題であり、一旦白紙に戻すべきというのが、一定の民意でもあろう。」として採択を求めましたが、取り扱いは保留となりました。
陳情「慰安婦像を韓国内外へ設置することに絶対反対・拒否する決議及び意見書提出に関する件」
ヘイトともとれるこの陳情に対し柴田議員は「他国の市民運動に干渉すべきでないこと。ヘイトスピーチの解消を含む多文化共生推進プランを策定している本市として、国家間や民族間の対立をあおるような陳情は聞くべきではない」などの理由を示して不採択を求めましたが、取り扱いは「聞きおく」となりました。
保留(継続審査)分「地方自治の尊重を求める意見書の提出を求める件」など3件
沖縄の辺野古新基地建設をめぐる国の姿勢を例に、地方自治の尊重を求めるこれらの請願に対して、柴田議員は、あらためて「沖縄に対する国の強引なやりかたを看過すれば、今後名古屋市においても、戦前軍需産業の拠点の一つとして発展してきた歴史を考えると、今後国の防衛政策のためだから、と、例えば県営名古屋空港や名古屋港の軍事利用の強化などを、名古屋市民の意思に逆らって強引にやってくることもあり得る。本市としても、このような市民の意思を無視するようなやり方に対して、しっかりと国にものを申してゆく必要がある」として、採択を求めましたが、取り扱いは保留となりました。
保留分「性的少数者の支援に関する件」
柴田議員は過去の請願審査後の本市の取り組み状況をただしたうえで、「まずは啓発を」として制度の検討すら始めていない当局に対し「啓発と制度は両輪。啓発だけでは差別はなくせないし、制度ができて啓発が大きく進むこともある。LGBTは少数ではない。電通総研の2015年の調査によると、日本では人口の7.6%がLGBTだと推計されている。13人に一人。学校で言えば30人のクラスなら2人はいる計算になる。すぐにでも制度検討の開始を」として、請願の採択を求めましたが、取り扱いは保留となりました。
武田参院議員らの視察に同行
5月2日、有害廃棄物の不適切な輸出入の規制などにかかわる法案を審議している国会議員の、武田良介参院議員、市田忠義参院議員秘書、塩川鉄也衆院議員秘書らの視察に、山口市議、柴田市議が同行しました。名古屋税関や環境省中部地方環境事務所、名港管理組合の職員から、有害廃棄物の回収や管理、検査などの実態や課題について聞き取りを行いました。
この様子は5月6日付しんぶん赤旗に掲載されました。
5/1メーデー愛知中央集会に2800人
5月1日、白川公園で愛労連など主催の第88回愛知中央メーデー集会が開催され、市民約2800人が参加しました。
政党からは、日本共産党、自由党、社民党、新社会党があいさつし、民進党の国会議員から連隊のメッセージが届きました。党市議団は12人全員が参加。わしの県議、もとむら衆院議員らも参加。栄までデモ行進し沿道の皆さんにアピールしました。
市会議員柴田民雄 活動日誌
● 10(水):議会運営委員会
● 11(木):共謀罪学習会宣伝
● 12(金):非核平和行政研究会
● 13(土):昭和区平和美術展
● 14(日):滝川コミセンまつり
● 15(月):議会運営委員会, 平和行進実行委員会
● 16(火):定例朝宣伝[いりなか駅]
コラム:上を向いて歩こう
第28回:春の星座はやさしい星々春の星座が見ごろになっています。
南の空にひときわ明るく光っているのは木星で、これは星座ではありません。惑星は星座の間をどんどん移動していくので、星座の形には含めません。星座を構成しているのは恒星といって、数十年の時間では全く移動しない、自ら光る星で、肉眼で見える恒星はすべて私たちの天の川銀河の中にいる星です。
木星などの惑星は太陽の周りを公転しています。木星は公転周期が概ね12年なので、黄道12星座を1年にひとつずつ渡り歩いていくようにみえるため、中国では「歳星」とも呼ばれています。
今年は木星がおとめ座の1等星スピカのすぐそばで、-2等級という圧倒的な明るさで輝いています。そのせいでやや地味な印象になっていますが、しし座のお尻あたる2等星のデネボラと、天頂付近にあるうしかい座の0等級のアークトゥルスでつくる「春の大三角形」や、スピカ→アークトゥルス→北斗七星(おおぐま座のしっぽにあたります)へと結ぶ「春の大曲線」を伝って、星座を見つけることができるでしょう。
春の星空は、夏や冬と比べて、天の川銀河に対して垂直方向を見上げる感じになるため、どうしても明るい恒星が少なく地味な印象になりますが、気候の温暖さも手伝って、星の輝きも温かみがあるような気がします。
また、銀河系内の暗黒星雲などに邪魔されない分遠い宇宙を観察しやすい場所です。