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市政ニュースNo.119(2017-08-13)

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東部医療センターの免震構造に弱点

7月12日の市内の集中豪雨の影響で、東部医療センターの、まだ新しい(2015年竣工)救急・外来棟で、救急受け入れを含む一部の業務が約1日間停止するという事態が起こりました。

病院局を所管する財政福祉委員の柴田議員と山口議員が、7月21日午後に東部医療センターを視察し、原因や対策などについて聞きました。

業務停止の原因は、免震構造と想定を超える雨量にありました。東部医療センターは「災害拠点病院」として整備が進められており、新病棟は、大地震が起こっても機能を失わないよう1階部分の下に免震装置が置かれています。地震で地面が揺れても建物が揺れない構造にするため、建物と周辺地盤との間には全周囲に60cmの可動域が設けられています。1時間当たり50mmまでの雨であれば、屋根の上に降った雨水をすべて側溝で処理して下水に流せる設計になっていましたが、短時間に想定を超える雨量が降ったため、側溝があふれ、地下の免震構造部分に流入。そこに置かれていた、3日分の上水を貯えるタンクとその水を配送するポンプが浸水して停止したために、水を使用する業務が出来なくなり、救急外来も受け入れを停止せざるを得なかったとのことでした。

今後は上水ポンプの防水対策をし、現在工事中の新病棟(2019年竣工予定8階建て)も同じ弱点の無いよう点検・対策するとのことでした。

道徳教科書に教育出版

7月20日(木)に行われた市教育委員会7月定例会議で、来年度から教科化が始まる小学校の道徳の教科書選定の議論が行われ、教育出版の「はばたこう明日(あす)へ」が採択されたと報道されました。

そもそも「道徳」を教科化して成績をつけること自体が、戦前の「修身」で「教育勅語」を子どもたちに教え込んだ教育への回帰を目論む安倍暴走政治のたくらみと一体のものであり、重大事です。

そのうえ今回採択された、教育出版の道徳教科書は、その代表著作者3人のうち2人が、育鵬社が発行した「パイロット版」道徳教科書の編著者、貝塚茂樹氏(武蔵野大学教授)と柳沼良太氏(岐阜大学大学院准教授)です。両氏は日本国憲法を敵視し、日本の過去の戦争を肯定・美化する「新しい歴史教科書をつくる会」とも関係の深い人物です。

さらに脈絡なく安倍首相の顔写真を掲載しているなど、子どもに善悪・社会規範・正義について教えるべき道徳の教科書としてふさわしくないという意見が多く出されています。
教科書展示での市民意見が351通寄せられ、「修身のようだ」と採用しないよう求める意見も寄せられましたが、現場の教師らの意見(学校票)で教育出版に◎や〇をつけていたものが70%以上あったことが決め手になったようです。

来年は中学校の道徳教科書の選定も行われます。市民の声をいっそう大きくしてゆく必要があります。

原爆絵画展に参加

7月26日~30日、名古屋市博物館で愛友会(愛知県原水爆被災者の会)主催の原爆絵画展が開催され、初日の26日に柴田議員が訪問しました。7月23日に行われた原爆犠牲者を偲ぶつどいには、研修で参加できませんでしたが、核兵器禁止条約が国連で採択された年の夏を迎え、改めて一日も早い核兵器廃絶への思いを共有しました。

8月19日(土)10時~20時、20日(日)9時~20時に、金山コンコースで4回目となる原爆パネル展が愛友会主催で行われます。ぜひご覧ください。

自治体学校in千葉報告

7月22日(土)~24日(月)、千葉市で開催された自治体学校in千葉に、柴田議員が参加し、議員研修を行ってきました。

初日の記念講演は公務のため参加できませんでしたが、二日目の分科会「講座10 よくわかる市町村財政分析」、三日目の特別講演に参加。自治体の財政健全化のために、広報・広聴活動を通じて市民の理解と参加を進めてゆくことの重要性を学び、また全国の自治体が共通の様式で公開している「決算カード」を経年的に分析する手法を通じて、自治体の財政危機や悪化の原因などを分析する手法を学びました。

3日目の特別講演は、「社会教育・公民館の役割と地方自治をめぐる課題」と題して、日本社会教育学会会長で、千葉市・市川市の社会教育委員を務める長澤成次氏が語られました。戦後作られた初期の公民館が「新憲法の精神を日常生活に具現するための恒久的施設」(昭和22年1月20日発社第6号「新憲法発布記念公民館設置症例について」)と位置付けられていたこと、教育基本法に「教育は不当な権力支配に屈することなく」「真理や正義を希求する」と明記していることなど、今日の社会教育施設が軽んじられ、安易に民営化がすすめられていることへの警鐘を鳴らす、示唆に富んだ内容でした。

 

市会議員柴田民雄 活動日誌

  •  8/1(火):定例朝宣伝[御器所駅]
  •  3(木):道徳教科化・教科書問題学習会, 市職労と懇談
  •  4(金):健康と環境を守れいっせい行動, 京都市党市議団と懇談
  •  5(土):子ども市会, 御器所学区盆踊り
  •  7(月):正副委員長会議, 財政福祉委員会[請願審査/所管事務調査], 原水爆禁止2017世界大会長崎

(コラム:「上を向いて歩こう」はお休みします)

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