柴田民雄市政ニュース2018-05-27_No160.pdf
5月臨時議会報告
5月18日(金)~22日(火)の5日間の会期で、名古屋市会5月臨時会が開催され、今年度の新正副議長、常任委員会、特別委員会の担当委員などが決まりました。
正副議長には、党市議団からは議長候補に田口一登団長(天白)、副議長候補に山口清明政審委員長(港)が立候補しました。田口議長候補は、政務活動費の領収書ネット公開、議員報酬を市民意見を聞く場を設けて決めること、の二つの議会改革を、山口副議長候補は、議会報告会の開催、市会広報の充実、委員会の資料のネット公開などの議会改革を訴えましたが、投票の結果いずれも62対12で敗れました。新しい議長は自民党の坂野公寿議員(港区)、副議長は公明党の木下優議員(中川区)が選出されました。正副議長・議会運営委員の変更に伴い、本会議の議席も左図のように変更になりました。
常任委員会などの、日本共産党の市会議員の配属は下記のとおりです。
◎委員長 〇副委員長
常任委員会 |
|||
総務環境(総務局・環境局・市長室) |
〇 |
さはしあこ |
緑 |
|
田口一登 |
天白 |
|
財政福祉(財政局・健康福祉局・病院局) |
〇 |
岡田ゆき子 |
北 |
|
柴田民雄 |
昭和 |
|
教育子ども(教育委員会・子ども青少年局) |
|
さいとう愛子 |
名東 |
|
青木ともこ |
西 |
|
土木交通(緑政土木局・交通局) |
◎ |
くれまつ順子 |
守山 |
|
高橋ゆうすけ |
南 |
|
経済水道(市民経済局・観光文化交流局・上下水道局) |
|
江上博之 |
中川 |
|
西山あさみ |
中 |
|
都市消防(住宅都市局・消防局) |
|
藤井ひろき |
中村 |
|
山口清明 |
港 |
特別委員会 |
|||
大都市制度・広域連携促進 |
|
江上博之 |
中川 |
|
柴田民雄 |
昭和 |
|
防災・エネルギー対策 |
〇 |
さいとう愛子 |
名東 |
|
岡田ゆき子 |
北 |
|
産業・歴史文化・観光戦略 |
◎ |
田口一登 |
天白 |
|
藤井ひろき |
中村 |
|
都市活力向上 |
|
くれまつ順子 |
守山 |
|
西山あさみ |
中 |
|
公社対策 |
|
山口清明 |
港 |
|
青木ともこ |
西 |
|
安心・安全なまちづくり対策 |
〇 |
高橋ゆうすけ |
南 |
|
さはしあこ |
緑 |
一部事務組合議会など |
|||
名古屋港管理組合 |
|
山口清明 |
港 |
|
高橋ゆうすけ |
南 |
|
愛知県競馬組合 |
|
柴田民雄 |
昭和 |
名古屋市競輪組合 |
|
西山あさみ |
中 |
後期高齢者医療広域連合 |
|
岡田ゆき子 |
北 |
町名町界審議会特別委員 |
|
くれまつ順子 |
守山 |
|
山口清明 |
港 |
|
都市計画審議会 |
|
藤井ひろき |
中村 |
隠れ待機児童833人(118人増)
5月17日子ども青少年局が、2018年4月1日現在の保育所等の利用状況について、保育所、認定こども園および地域型保育事業(以下「保育所等」)を利用できていない児童(利用保留児童=いわゆる「隠れ待機児童」)は、対前年比で118人(約16.5%)増加し、883人になったと発表しました。昭和区は5人増の50人です。
なお、国の調査要領に基づく待機児童数は0人(5年連続)とのこと。
昨年度名古屋市は約28億円をかけて、賃貸方式保育所16か所、小規模保育事業所20か所の設置など1,749人(うち3歳未満児1,052人)分+繰越分:賃貸型12か所で720人(未満児360人)分の利用枠拡大を行ってきました。
しかし、入所保留児童=隠れ待機児童数が増加していることは、ニーズの増加に対して、施設整備、人員配置が明らかに追い付いていないことを表しています。
今年度は、約24億円の予算で1,402人(うち3歳未満児730人)分+繰越分540人(未満児270人)の利用枠拡大を進める計画です。
内訳は、
- 保育所等の整備9か所
- 保育所等の定員増を伴う老朽改築2か所
- 幼稚園から認定こども園への移行4か所
- 賃貸方式による保育所の設置4か所
- 小規模保育事業所の設置11か所
等で1,402人(未満児730人)分
- 【繰越分】賃貸方式による保育所の設置9か所で540人(未満児270人)分
となっています。保育の質に格差を持ち込む、賃貸型・小規模型などに多くを依存しているのは問題です。
引き続き、保育職場で働く皆さんの抜本的な処遇改善と、公立保育園の廃止・民間移管計画をストップし、公的責任をもって施設整備を大胆かつきめ細かく進める対応を求めてゆきます。
2018年4月1日現在の保育所等利用状況
(単位:人)
区 分 |
2018年4月(ア) |
2017年4月(イ) |
差(ア-イ) |
||
就学前児童数 |
115,905 |
116,380 |
▲475 |
||
保育所等の利用申込児童数(A) |
46,638 |
45,103 |
1,535 |
||
保育所等の利用児童数(B) |
45,805 |
44,388 |
1,417 |
||
利用保留児童数(※1) (C)=(A)-(B) |
833 |
715 |
118 |
||
|
国の調査要領に基づく除外児童数(※2) (D) |
833 |
715 |
118 |
|
|
認可外運営支援事業等を利用(※3) |
0 |
1 |
▲1 |
|
幼稚園一時預かり事業(幼稚園型)・預かり保育を利用 |
8 |
0 |
8 |
||
企業主導型保育事業を利用 |
11 |
0 |
11 |
||
特定の保育所のみの申し込み(※4) |
814 |
714 |
100 |
||
待機児童数 (E)=(C)-(D) |
0 |
0 |
0 |
※1 保育所等を利用できていない児童数
※2 2018年4月の調査について国の調査要領に基づく調査を行うにあたり、本市において、育児休業中の方は、当該事由により待機児童数から除外しない
※3 認可外運営支援事業の対象施設については2018年4月からすべて認可保育施設となった
※4 登園するのに無理がない利用可能な保育所等があるにもかかわらず、特定の保育所等の利用のみを希望されている方
2018年4月1日現在の利用保留児童数
(単位:人)
区分 |
2018年4月1日現在 |
参考 |
|||||||
0歳 |
1歳 |
2歳 |
3歳 |
4歳 |
5歳 |
計(ア) |
2017年4月(イ) |
差(ア-イ) |
|
千種 |
11 |
39 |
15 |
5 |
2 |
0 |
72 |
76 |
▲4 |
東 |
5 |
19 |
6 |
1 |
2 |
0 |
33 |
19 |
14 |
北 |
8 |
15 |
4 |
3 |
0 |
0 |
30 |
23 |
7 |
西 |
5 |
28 |
12 |
4 |
0 |
0 |
49 |
54 |
▲5 |
中村 |
4 |
11 |
10 |
2 |
0 |
0 |
27 |
17 |
10 |
中 |
6 |
21 |
12 |
5 |
0 |
2 |
46 |
42 |
4 |
昭和 |
2 |
35 |
13 |
4 |
0 |
1 |
55 |
50 |
5 |
瑞穂 |
9 |
34 |
9 |
7 |
2 |
1 |
62 |
39 |
23 |
熱田 |
1 |
9 |
9 |
2 |
1 |
0 |
22 |
16 |
6 |
中川 |
12 |
39 |
16 |
3 |
0 |
0 |
70 |
86 |
▲16 |
港 |
3 |
22 |
6 |
2 |
0 |
0 |
33 |
12 |
21 |
南 |
10 |
30 |
6 |
0 |
0 |
1 |
47 |
26 |
21 |
守山 |
5 |
17 |
8 |
2 |
1 |
0 |
33 |
35 |
▲2 |
緑 |
10 |
70 |
26 |
9 |
2 |
1 |
118 |
67 |
51 |
名東 |
11 |
29 |
10 |
2 |
8 |
2 |
62 |
58 |
4 |
天白 |
14 |
31 |
19 |
10 |
0 |
0 |
74 |
95 |
▲21 |
合計 |
116 |
449 |
181 |
61 |
18 |
8 |
833 |
715 |
118 |
(コラム「上を向いて歩こう」はお休みします)