トピックス

柴田民雄ニュースNo.53(2019-10-27)

台風19号の被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます

40を超す河川で堤防が決壊するなど未曽有の被害をもたらした台風19号の犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、被害にあわれている皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い生活再建のため、救援募金に取り組んでいます。がんばりましょう。

敬老パスに利用制限?!制限なしの利用拡大を!

10月11日に行われた財政福祉委員会で、敬老パスについての当局からの説明がありました。名鉄・JRなどへの利用拡大は2022年から。あわせて年間700回~900回の利用回数制限を設けるというものです。

敬老パスについては、名古屋市営の地下鉄・市バスだけでなく、名鉄・近鉄・JRなど他の交通機関にも利用拡大を、と党市議団は求め続けてきました。今回の利用拡大はその要求が実現したものではありますが、一方で、回数制限の導入は一貫して反対してきたことであり、認められません。

市が利用上限回数の導入をはかる理由としているのが「財源」ですが、すでに一部負担金(5,000円など)の導入で、年間10億円の財源は作られており、交付数が増えれば、この収入も増えることになります。同時に、年間700回という制限は、バス・地下鉄・名鉄・JRなどを乗り継いで移動した場合、一日に4回~8回利用することにもなり、年間100日程度(3日に一度以下)の利用しかできなくなってしまう恐れもある、きわめて深刻な改悪です。市バス地下鉄が比較的便利な昭和区の皆さんにとってもは、むしろ利用拡大のメリットよりも利用制限によるデメリットを被るケースが大きくなるのではないでしょうか。

敬老パスの目的は、条例の第1条に「高齢者の社会参加を支援し、もって高齢者の福祉の増進を図ることを目的とする。」と明記されています。付随して「環境負荷軽減効果」「経済効果」もあるというたいへん優れた施策です。これらは、どれも「使えば使うほど」その効果を発揮するものであり、利用制限の導入は、そもそもの敬老パスの目的に反する行為です。利用制限の導入を撤回し、制限なしに市内の鉄道などで使える敬老パスを実現できるよう、大きな声を広げてゆきましょう。

元勤労会館跡地に県が新施設を計画

愛知県は、鶴舞公園南側に隣接する「元勤労会館跡地」に、新しい施設を整備する調査を行っていることがわかりました。

施設は、「あいちスタートアップ支援拠点」という、オールインワン型の起業支援拠点とのこと。県内各所に中核支援拠点、分野別サブ拠点などを整備し、近接する大学・研究機関等とも連携して、独創的先進的な起業家の支援を促進してゆく考えのようです。

河村市長は、勤労会館廃館の際、県から無償譲渡の話があったのを拒否して以来、勤労会館跡地を、公園の一部として市民が自由に使えるような形で有効活用してほしいという市民の声に背を向けてきました。

トリエンナーレ補助金不交付に県は法廷闘争へ

10月15日の参院予算委員会で、文化庁が一度採択した補助金7,820万円を全額不交付としたいきさつについて、文化庁長官は「私は決済していない」と答弁するなど、トリエンナーレをめぐる政府の対応の異常さが一層際立っています。大村愛知県知事は16日の定例記者会見で「法廷で文部科学省の対応をただし、不交付を撤回してもらう」と提訴の意向を強調しています。

オススメ内田樹&名越康文の辺境ラジオ・荻上チキsession22

ラジオなどでこの問題について問題の深刻さを指摘する声があがっている一部をご紹介します。

一つは、以前にもご紹介したことがある神戸の放送局MBSラジオで不定期放送をしている「辺境ラジオ」の9月29日放送分。全体で2時間ほどの番組ですが、1:39:00あたりからトリエンナーレの話題です。内田樹さんがバッサリ。パソコンでは、YouTube https://www.youtube.com/watch?v=pFrn_XnL6UY で聞けます。スマフォの場合は、過去の放送の一部を録音で聞くことが出来る「TBSラジオクラウド」アプリをインストールして聞くことができます。(ユーザー登録が必要) 放送局でMBSを選び、「辺境ラジオ」の9/29放送分のエピソードを再生します。

同じラジオクラウドで聞ける「荻上チキsession22」では、8/5、8/7、10/8のエピソードでトリエンナーレを取り上げています。おすすめです。

お越し下さい3000万署名市民アクションが学習会

11/9(土)14:00~日本聖公会中部教区センター2F会議室にて。安倍政権のねらう憲法改悪の中身を、あらためて向こう側の資料に基づいて学びなおします。

お越し下さいひらき座公演「地獄に仏」に柴田民雄が出演

関東大震災のあと、朝鮮人が井戸に毒を入れた、などのデマにもとづいて官憲や民間の自警団が大量虐殺を行いました。現代の日本ではどうでしょうか。トリエンナーレに、市長が干渉し、テロ予告や電凸と言われる嫌がらせが殺到、政府が補助金不交付などの状況は、そっくりではないでしょうか。

しかしたとえ絶望的な世界でも、人間の力で変えることができる。そんな気持ちで帰っていただけるミュージカル仕立てのお芝居です。千種文化小劇場にて、11/2(土)14:00, 18:00、3(日)11:00, 15:00。前売り一般2,000円(当日+300円)など。あらかじめ柴田(090-1787-3484)までご連絡いただければ、前売り料金でご覧いただけます。ぜひお越しください。

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