トピックス

ともがきNo.277 (2025年11月号)

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自維“極右”政権発足! 国民的連帯で対抗を!

公明党が26年にわたる連立政権を離脱し、孤立した自民党に救いの手を差し伸べた維新の会は、閣外協力と言いながら、これまで自民党右派ができなかった数々の反動的・反国民的政策の数々を強硬に推進させる役割を果たそうとしています。

しんぶん赤旗10/21付より

医療費4兆円削減などの社会保障大改悪、憲法9条の改悪、憲法への緊急事態条項の追加、安保三文書の前倒し改定、長射程ミサイル配備など軍拡路線の拡大、スパイ防止法の制定、原発再稼働推進など、危険極まりない内容の実施を自民党に迫り、合意したと言うのですから、「最悪の反動暴走政権」が誕生したと言わざるを得ません。

さらに重大なのは、国会議員の定数削減、それも衆議院の比例区を1割50も削減すると言う法案を、臨時国会で通そうとしている点です。人口あたりの国会議員数は、日本はOECD加盟国で下から3番目、イギリスの1/4、フランスの1/3、ドイツの半分しかいません。それをさらに削減すると言うのは、国会から政権監視の力を奪い、民意を切り捨てる、民主主義の破壊です。断じて許すわけにはいきません。「身を切る改革」と言うなら、300億円を超える政党助成金こそ、今すぐ廃止すべきです。

同時に、「生活が苦しい」「給料が上がらない」ことを外国人の責任に転嫁するデマを吹聴し、差別感情を煽る動きにも警戒を広げる必要があります。本当の敵は外国人ではなく、裏金を受け取り政治を歪めてきた自民党政治です。差別・排外主義は、命を奪い、戦争に向かうことは歴史が証明しています。

しんぶん赤旗10/21付より

極右・暴走政権をストップさせ、戦争への道を食い止めるために、国民的・民主的連帯を作り上げる必要があります。10月から電子版が始まった「赤旗日曜版」をぜひご購読ください。あなたの力が必要です。

(元名古屋市議会議員 柴田民雄)

丘と坂のまち9条の会「平和のつどい」に参加して

今回も南山大学の「落語研究会」と「アカペラサークル・みなみやま」の方々の参加を得て、会が始まりました。若い大学生の人達の一生懸命な姿に、思わず拍手に力がこもりました。

今年は戦後80周年の節目ということで、ピースあいち語り手の会会員の森下規矩夫さんの「名古屋空襲体験を語る」という企画がありました。パワーポイントを使って名古屋空襲の様子を説明していただきました。

自宅が「バンテリンドーム」の近くにあったということで2回も空襲にあい三重県に縁放疎開をされたそうです。疎開先で子どもたちは、夏の暑いときに薬草採りに励んだそうです。戦争が終ったあと、泣いている大人は見なかったこと、みんな戦争が終って生き生きしていたことを話されました。戦争を体験された方の貴重な生の声でした。

南山大学の山の上に高射砲があったことや、八事日赤北の交差点近くに模擬原子爆弾が落とされたことは、この近くに住むものとして、子どもや孫たちに語り継ぎたいと思いました。

若い大学生の皆さんが、森下さんの話を熱心に聞く姿を見て、この「つどい」を続けていく大切さを感じました。

(滝川学区:M.M)

前進座「笑い事ではありませぬ!」を鑑賞して

戦後80年特別企画 前進座名古屋特別公演「笑いごとではありませぬ!」を金山ビレッジホールで鑑賞しました。ゲスト出演の林家正雀師匠の禁演落語から始まり、舞台は若手噺家弥次郎の出征壮行会の真っ最中となり、その夜みち代さんとの逢引中にわけありの若者があらわれ、のちに蝶落亭双六師匠の弟子になり、ぜん米の名を貰います。戦況が悪化し郭噺・色恋噺の53種を禁演落語に選定して「はなし塚」に封印する(はなし塚は今も実際にお寺に設置されている)。かわりに戦意高揚の国策落語がもてはやされる。その後弥次郎が戦地から傷病兵として身も心も病んで帰国する。師匠の愛犬の寿限無は犬の献納運動で毛皮になりそうなところを、ぜん米が東京大空襲の中一緒に身を隠した。実はぜん米は故郷で死亡したことにして戸籍をなくして徴兵逃れをしていた(実際に当時村ごとに一人ぐらいは死んだことにして徴兵を逃れた者がいたという)。終戦となり焼け出されて生き残った落語家たちが集まり、寿限無の鳴き声を聞き喜びあう。といったあらすじで、戦争は嫌だ、平和が一番という、喜劇だけど笑えないむつかしいお芝居に前進座の皆さんの渾身の演技が光りました。特にぜん米役の玉浦有之祐さんは長崎出身で平和教育を受けていたこともあり戦後80年特別企画に注力したそうです。私たちの暮らす現代も改憲・軍拡派が勢力を伸ばそうとしています。しっかりとした態度で臨まないと、笑いごとではありませぬ!ということになりかねません。

(鶴舞学区:Y.H)

原発事故被災地の今②
後援会長 板津慶幸

2日目はいよいよ原発1Fへ。ホテルに迎えにきた東電のバスで向かうが、第一原発へ最後の交差点を右折した途端に突然アラームが3.00μSv/h(マイクロシーベルト毎時)を示したがこれは道路脇にあった鉄骨のガレキだったようだ。当然であるが双葉町も多くが帰還困難地域である。

図(15)
東京電力webサイトより

1Fに到着したバスの内で16.0μSv、ドアを開けると23.3である。免許証提示やカメラ・スマホ持ち込み禁止など厳重なセキュリティーチェックを受けた後、構内バスで見学コースを行く(15)。ここからは何故か撮影できないので写真なし。タンクエリア、ALPS、乾式キャスク仮保管所を間近にするが、広大な土地(東京ドーム60個分)に物凄い数の工事車両とクレーンという異様な風景である。働いている職員工員は4,500人、年間予算2,000億円とのこと。大熊町側にある1~4号機ではバスを降りて見学台ブルーデッキに。メルトダウンした1~3号機、水素爆発した1、3、4号機の姿は一部にカバーがあるが悲惨な現状で前途多難が見て取れる。再度の大地震の時にどうなるのか。このデッキにある設置線量計は41.8μSv/hである!!説明者が「今日はデータが高いので短時間にします」と。この中で毎日廃炉作業が続いている、これが原発事故なのである。41.8μSv/hとは年間被曝量で122mSv(ミリシーベルト)(1日屋外8時間被曝として)である*。

*編者注:ICRP(国際放射線防護委員会)が勧告する、公衆被ばくの線量限度は「年間で1mSv」とされている。しかもそれを下回っているから「安全」と言えるわけではない。

双葉町側にある第5、6号機(当時運転停止中)のグリーンデッキでは16.0であった。海岸が近く見え、あの津波が信じられないほど静かでした。ここから1km先で汚染水の放出をしているとの説明も淡々としたものであった。視察の最後に実施したホールボディカウンターの私の結果は0.01mSvであった。

富岡町にある廃炉資料館において(16)、東電からの説明があり、反省と教訓との言葉をくりかえす割には、やっていることを自我自賛している様にしか聞こえなかった(17)。汚染水の放出をIAEAのお墨付きと正当化し、「原発災害は100%防げないので原発は止めるべき」との声への答えは「電力は必要なので」のみである。

図(16)
図17

富岡から常磐線での帰途、今回の視察で目に浮かぶのは、道路と箱物だけが目立つばかりで復興だの再生だの等といわれる段階では全くないことである。このことを実体験したことはよかったと同時に全国の認識にしなければと思いました。中川先生はじめ参加の皆さんにも感謝します。(連載おわり)

後援会の活動資金

後援会は、毎月約3,000部発行しているニュース(ともがき)制作や、つどいなどの運営の資金を「財政づくり」の活動で作り出しています。今年は岐阜の富有柿が不調となり、長野県松川の「ふじ」りんごの共同購入を計画しています。他に良い提案がありましたらぜひお寄せください。

昭和区後援会街頭宣伝・署名行動予定

※雨天中止・予定は変更になる場合があります

場所内容
11/5(水)8:00〜8:30川名定例朝宣伝
11/7(金)17:00〜18:00御器所おかえり宣伝
11/12(水)8:00〜8:30荒畑定例朝宣伝
11/14(金)17:00〜18:00いりなかおかえり宣伝
11/15(土)11:00〜11:45川名公園公園前宣伝
11/17(月)8:00〜8:30鶴舞いっせい宣伝
11/21(金)17:00〜18:00桜山おかえり宣伝
11/26(水)8:30〜9:00八事日赤定例朝宣伝
11/28(金)17:00〜18:00川名おかえり宣伝
12/3(水)8:00〜8:30御器所定例朝宣伝
12/5(金)17:00〜18:00荒畑おかえり宣伝

〜〜〜今後の予定〜〜〜

11/2(日)10:00〜もとむら伸子衆院議員と何でも語ろう天白スポーツセンター1・2
11/5(水)19:00〜後援会世話人会昭和区委員会
11/6(木)14:00〜愛知県社会保障推進協議会名古屋市との懇談市役所東庁舎4F大会議室
11/8(土)・9(日)ひらき座自主公演瑞穂文化小劇場
11/9(日)10:00〜愛知母親大会東別院会館
11/9(日)13:30〜志位議長自治体労働者のつどいTKP名駅西口3Fカペラ
11/14(金)19:00〜『資本論』を読む会昭和区委員会
11/18(火)10:00〜無料医療・健康相談昭和区委員会
11/19(水)12:00~平和がいいな昭和区の会スタンディング御器所交差点
11/20(木)18:30〜昭保連区懇談昭和区役所
11/20(木)19:00〜昭和区九条の会世話人会高齢者就業支援センター
11/21(金)14:00〜後援会事務局昭和区委員会
11/23(日)11:00〜昭天瑞民商まつり天白公園
11/23(日)13:00〜まんなか世代尾東地区との交流会県委員会
11/25(火)19:00〜みんなの公園役員会池内わらべ
11/28(金)19:00〜『資本論』を読む会昭和区委員会
11/30(日)10:00〜働く女性の中央集会in愛知ウイルあいち

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