7月29日(金)9:00~名港管理組合の船を借り、名港管理組合、上下水道局、環境局の職員らと党市議団の西山、山口、柴田議員で視察を行いました。
名古屋港ガーデンふ頭から乗船し、新堀川を遡上。港区・南区・瑞穂区・熱田区・昭和区のエリアでは、特に強い臭気を感じることはありませんでしたが、中央線の鉄橋をくぐる向田橋を越えて中区に入ったあたりから、水面に大量の小さな気泡が上がる場所が現れ、(動画: IMG_5913 IMG_5914 IMG_5915 IMG_5916 )それに伴って硫化水素系の強い臭気も感じるようになります。また、中区では新堀川の両岸のぎりぎり際に高層マンションがぎっしりと立ち並び、空気が入れ替わりにくくなっていることも臭気が立ち込めやすい一因になっているのではないかと感じました。
臭気の原因になっていると思われる、川底のヘドロを定期的に除去することで、一定の効果は上がるかもしれませんが、下水処理や生活排水から常に供給されてしまうものでもあり、さらに新堀川の場合水の流れが無いという構造上の限界もあり、いっそのこと、臭気の強いエリアについては、南区の大江川で行ったように、暗渠化して表面を緑地にすることも検討する必要があるかもしれません。
環境局では、西山議員の6月本会議質問に応えて、7月と8月の平日に毎日悪臭調査を行っているとのことです。今回の視察結果に加え、継続的な調査に基づいて、原因をさらに特定し、効果的な対策をとることが期待されます。