トピックス

ともがき274号(2025年8月)

カテゴリー:

参院選を終えて〜デマと差別煽動の吹き荒れる異常な選挙でした

7/22(火)朝、金山駅北口で、参院選後初めての朝宣伝に立ち、引き続き公約実現をめざす決意を語るすやま初美愛知選挙区候補(中央)、鈴木こういち比例代表候補(右)、もとむら伸子衆議院議員(左)ら

7/20(日)参議院選挙の投開票が終わりました。結果は、日本共産党は比例代表の改選4議席が2議席に後退、選挙区では、東京選挙区で、吉良よし子候補の3選をかちとったものの、京都、埼玉で現職議席を失うという非常に厳しい結果となりました。愛知選挙区でも、すやま初美候補を当選させることはできませんでした。

党の躍進を願って、多大なご支援をくださった後援会員の皆さまには、心からの感謝を申し上げるとともに、このような残念な結果となってしまったことをお詫び申し上げます。

党としての、今回の選挙の敗因分析や、今後の活動方針については、全国の党内外の皆さんから寄せられているご意見や、さまざまなデータの分析を踏まえて、9月に行われる中央委員会総会を経て詳細な見解が発表されますのでそちらをお待ちください。まずは現段階での、主に昭和区についての柴田の感想を述べさせていただきます。

まず第一に、今回の参院選の昭和区の得票数約2,500という数字は、この「ともがき」読者約2,000人の皆さんとその背後にいる堅い支持者の皆さんのリアルな数字があらわになったものと思われます。引き続き「ともがき」読者数の倍加を目指して、粘り強く頑張る必要があると思います。どうか皆さんの身の回りの方に「ともがき」をお勧めいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。

第二に、今回の選挙は公示前の段階ですでに「物価高騰対策」「消費税減税」が一大争点となる状況が生まれていました。各政党が異口同音に、消費税の減税・廃止を公約に掲げるという、かつてない状況を作り出してきた立役者が日本共産党と赤旗であったことは確かです。さらに選挙戦序盤には、「参院選でも自公与党を少数に」「裏金に無反省の自公政治を終わらせたい」と考えている有権者が過半数という状況が生まれました。ところが、同時に参政党の「日本人ファースト」という、外国人排斥を訴える論調がマスコミでも大きく取り上げられ、各党もさまざまなニュアンスで、在日・訪日外国人対策を口にするようになってくるにつれて、あたかも今回の参院選の争点が、実際には国政の大きな焦点ではない、外国人問題にあるかのような「争点ずらし」とも言える現象が起こりました。

重大なことは、その「問題」とする根拠の大半が、事実に基づかない、虚構・妄想・陰謀論であり、まさに「デマに基づくヘイトスピーチ」という違法行為が、公然と選挙演説という場を使って展開されていることに、ストップをかけられないでいたこと。そしてさらにそういう行為を全国規模で展開した政党が、SNSの効果などを得て、多くの有権者の支持を得てしまったということです。これは、日本の民主主義の根幹に関わる重大問題ですし、できるだけ急いで、嘘をついたり、選挙活動として犯罪行為を行った場合は、当選無効にするような対応を取れないものかと思います。そして「デマと差別」が蔓延する状況は「戦前」の特徴であること。1923年9月11日の関東大震災で起こった朝鮮人虐殺(共産主義者や方言の強い人々も虐殺された)を想起させる、ゾッとするような危機的状況が今目の前で起こっています。「民主主義の力」でこの危機を克服する必要があります。

NHK参院選2025特設サイトより(一部編集)

第三に、しかしその中でも、自公与党を過半数割れに追い込んだことは大きな意味を持っています。衆院も参院も過半数割れの勢力が政権を握り続けるというのは、極めて不安定な政権運営となります。野党が団結すれば、政権側の法案は拒否できるし、野党側の提案する法案を通すことも可能になります。そのなかで、この参院選で、ほとんどの野党が公約に掲げた「消費税減税・廃止」や、選択的夫婦別姓制度など多くの国民要望、実現する大きなチャンスが生まれています。「言ったんならやれよ!」と大きな世論で後押しする必要があります。公約実現に向けて、大いに声を上げてゆきましょう。 (柴田民雄 元名古屋市議会議員)

参議院選挙を取組んで

後援会では役員会で議論しながら参議院選挙の取組みをすすめました。

先ずは、物価高騰から暮らしを守ること。何でも値上がりし、消費税の負担感が増している。消費税が社会福祉の財源だと言われても、日々の生活と老後の見通しが厳しくなっている。10%分はどこに?などと意見を出し合い、①消費税を5%にし、年12万円の減税を②物価上昇はねのける大幅賃上げ③医療・介護の危機打開という基本政策を理解し合いました。行動としては、各後援会の地域での街頭宣伝や取り組みを共有し、後援会を越えて協力していこうと決め、実際に鶴舞後援会と白金後援会の合同の活動と参加できる人が加わり取り組まれました。

白金・鶴舞学区後援会などが合同で行った地域訪問活動の様子

板津会長が地域宣伝で積極的に通行する人たちに働きかける姿にも大いに励まされました。結果は厳しいものでしたが、自分たちで決めて行動し合った経験はこれからに生きていくと思います。皆様、選挙本当にお疲れ様でした。

聞間医師に聞く原水爆禁止運動の原点3.1ビキニ事件とは

長崎に原爆の落とされた日である8/9(土)14:00〜昭和生涯学習センター視聴覚室にて、東友会(東京都原水爆被害者団体協議会)の被爆者医療ドクターとして被爆者援護の活動を続けられている、聞間元(ききま はじめ)医師(静岡県保険医協会 理事)を講師にお招きして、原水爆禁止運動の原点である3.1ビキニ事件についての学習会を行います

聞間元医師
マーシャル諸島・ビキニ環礁で米軍が実施した水爆実験で生じたキノコ雲(1946年7月撮影)。©AFP

9/23(祝)に計画している後援会バス旅行(焼津を巡る旅)の事前学習会としての意味もあります。ぜひご参加ください。

被爆80年 原水爆禁止世界大会2025「ナガサキデー集会」リモート視聴会にご参加を

昭和区平和行進実行委員会の主催で、8/9(土)10:00〜原水爆禁止世界大会2025長崎デー集会リモート視聴会が、池内わらべ保育園2Fホールにて行われます。参加費は1,500円(大会運営や原水爆禁止運動の活動資金に使われます)です。(団体参加の場合所属団体で参加費が異なる場合があります)

被爆80年の年に行われる原水爆禁止世界大会は、それ自体歴史的な意義のある大会ですが、世界大会に先立ち、昨年ノーベル平和賞を受賞した被団協が間を取り持つ形で、原水爆禁止日本協議会(原水協)と原水爆禁止日本国民会議(原水禁)が、不幸な分裂の歴史を乗り越えて、共同アピールを発表したことも、歴史的な出来事です。 (アピール全文はこちらで読めます。)

ぜひリモート視聴会にご参加ください。午後の学習会と合わせ学びを深めましょう。

2025.9.23後援会バス旅行「焼津を巡る旅」にご参加ください

日本共産党昭和区後援会は、9月23日(祝)日帰りバス旅行を計画しています。行き先は焼津市。人類最初の水爆犠牲者となった、第五福竜丸無線長 久保山愛吉さんの命日に、同船の母港である焼津を巡る旅です。

8/9(土)午後に行われる聞間医師の学習会にも合わせてご参加いただくと、現地訪問がより一層豊かな学習体験となることでしょう。美味しい海鮮コース料理の昼食や、焼津さかなセンターでの新鮮な海産物のショッピングもあります。参加費は10,000円前後の予定です。大型バスの定員いっぱいご参加ください。

昭和区後援会街頭宣伝・署名行動予定

※雨天中止・予定は変更になる場合があります

場所内容
8/1(金)17:00〜18:00荒畑おかえり
8/6(水)8:00〜8:30いりなか定例朝
8/8(金)17:00〜18:00桜山おかえり
8/18(月)8:00〜8:30鶴舞いっせい
8/22(金)17:00〜18:00八事日赤おかえり
8/27(水)8:00〜8:30川名定例朝
8/29(金)17:00〜18:00御器所おかえり
9/3(水)8:00〜8:30荒畑定例朝

今後の予定

8/6(水)19:00〜後援会世話人会昭和区委員会
8/8(金)14:00〜無料法律相談昭和区委員会
8/9(土)10:00〜原水爆禁止世界大会ナガサキデー大会リモート参加池内わらべ保育園2Fホール
8/9(土)14:00〜原水爆禁止運動の原点を学ぶ〜3.1ビキニ事件とは講師:静岡県保険医協会 聞間元医師昭和生涯学習センター視聴覚室
8/14(木)〜17(日)10:00〜17:002025あいち・平和のための戦争展市民ギャラリー矢田
8/19(火)10:00〜無料医療・健康相談昭和区委員会
8/19(火)12:00~平和がいいな昭和区の会スタンディング御器所交差点
8/21(木)19:00〜昭和区九条の会世話人会高齢者就業支援センター
8/23(土)10:00〜昭和区九条の会総会昭和生涯学習センター視聴覚室
8/25(月)18:30〜第19回昭和区平和のつどい実行委員会⑧ぴーぷるセミナールーム
8/26(火)19:00〜みんなの公園みんなでつくろう会役員会池内わらべ保育園2Fホール
8/29(金)14:00〜後援会事務局昭和区委員会

▲ このページの先頭にもどる

日本共産党はこんな党です
赤旗購読のお申込み
ダウンロード
日本共産党中央委員会
日本共産党愛知県委員会
Copyright © 2013 - 2025 柴田たみお All Right Reserved.