トピックス

ともがき No.275 (2025年9月号)

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「Q&Aいま『資本論』がおもしろいマルクスと共に現代と未来を科学する」を読みましょう

参院選を終えて、共産党の議席が後退した結果に意気消沈している、あるいは、戦前回帰・排外主義者が日本を覆ってしまうのではないかと恐れている読者のかたもお見えかもしれません。

しかし、街頭での対話の中身をよく聞いてみると、特に若い世代では、「失われた30年を作り出した自民党政治に厳しい審判を下したい」という強い思いから、共産党か参政党かで迷っていたが、今それが実現できる一番勢いがありそうな参政党を選んだというケースが多いようです。つまり、参政党に投票した多くの若者は、決して排外主義や戦前回帰に共鳴して投票したわけではなく(実際参政党自身が、選挙演説ではそういう正体は隠していました)「物価高騰・生活苦をなんとかしてほしい!」という強い思いから投票したわけで、共産党の目指す社会変革の道筋が、もっと魅力的に見えるように提示することができていれば、その流れはこちらにきていたはずなのです。日本共産党を伸ばしてゆく最大の鍵はここにあります。

参政党や国民民主党らが決して触れることのない、日本の経済と政治を支配している大資本家たちが、全力で覆い隠そうとしている、資本主義の本質=「搾取」が私たちの生活を困窮させている仕組み。それを克服してみんなが飛躍的に豊かになれる道筋を語れるのは日本共産党しかありません。その「語る力」をつけるためにも、今こそマルクスの『資本論』を学びましょう。その道案内として、志位和夫議長が民青同盟の若者向けに語った「志位ゼミ」を本にした「Q&Aいま『資本論』がおもしろい」をぜひお読みください。税込1,210円です。姉妹書の「Q&A共産主義と自由」(税込900円)とセットで読むと、より一層理解が深まるでしょう。そして、ぜひ『資本論』第一部にチャレンジしましょう。

9月から「『資本論』を読む会」を始めます。毎月第2・4金曜日の夜19:00〜20:30、柴田事務所にお集まり下さい。ぜひご一緒に学びましょう!

(柴田民雄 元名古屋市議会議員)

学習会「原水爆禁止運動の原点3.1ビキニ事件とは」感想

この夏は終戦80年、戦争を問いかけ再び戦争が起きないよう様々な企画がありました。昭和区後援会は8月9日(土)“原水爆禁止運動の原点を学ぶ〜3.1ビキニ事件とは〜”と題して、聞間元(ききまはじめ)医師(ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会 共同代表/浜北医療生協・生協きたはま診療所/静岡県保険医協会理事/民医連被爆問題委員)の講演を取り組み21人が参加しました。

聞間元医師

<参加者の感想>

★1949年8月にソ連が初の原爆実験をした。アメリカは1954年3月1日にビキニ環礁で水爆実験をした。国外で機密保持に適したビキニ環礁で水爆実験を行い、日本の漁船・乗組員が被爆した。この水爆は広島型の1000倍の威力。被爆した「第五福竜丸」は3月14日に焼津に帰港した。3月16日の読売新聞朝刊の「邦人漁夫、ビキニ原爆に遭遇」の記事は日本中を震撼させた。漁夫を診察した西脇安医師は原爆症を疑い東大病院に「死の灰」も持参し、即日に原爆症が確定した。原爆の放射能被害は目に見えない被害でかつ晩発性。実験による放射性降下物が広い範囲に及ぶので米ソは共に隠していた。また被爆した漁船は第五福竜丸だけではなかった。

久保山愛吉さんは重傷の肝炎、多臓器不全で被ばく6か月後の9月23日に死亡(残りの組合員も21年後から肝硬変、肝臓ガンその他のガンで次々と死亡。ビキニ事件で風穴があき全国津々浦々に原水爆禁止署名運動が広がった。1955年8月に第1回原水爆禁止世界大会が広島でおこなわれた。

1997年と2001年にマーシャル諸島ロンゲラップ島に聞間先生たちの調査団が入り、半世紀たっても除染作業が終わらずに島民は島に帰れないでいることが明らかにされた。不安をあおり核抑止力、軍事力強化を声高に叫ぶ人たちにこそしっかり聞いてほしいと思った講演だった。 (鶴舞後援会 Y・E)

★8月9日は午前中「子どもの本9条の会」に参加し、午後はこの「原水爆禁止運動の原点を学ぶ」学習会に参加しました。1945年広島・長崎に原爆が投下され、絵本の世界でも沈黙の時期があったことを学びました。午前と午後とつながりあるものがあり、原爆について考えさせられた一日でした。ビキニで被ばくした久保山愛吉さんの「原水爆の被害者は私を最後に」と言い残されたことばを私たちが引き継いでいかなくてはいけないという思いを強くしました。(保育後援会 M.K)

半世紀経った今も終わらぬロンゲラップ島(マーシャル諸島)の除染

★ビキニ事件の起きた1954年の3月に私は生まれました。大人になって共産党と出会うまで、そんな事件があったことを知りませんでした。一度きちんと学びたいと思っていたのでとても良い機会でした。目に見えない放射能被害の実態を明らかにすることは大変なこと、アメリカに対して補償させたこと、その運動が12年間放置されたヒロシマ・ナガサキの被爆の実態を明らかにしたこと、今につながる核廃絶運動の契機になったことなど沢山の事を知ることができました。マーシャル諸島の島民の被害が置き去りにされたことや、風評被害など複雑な影響によって多くの人たちが泣き寝入りせざるを得なかったことに胸が痛みます。小さな民からみれば理不尽なことの多い社会運動の力で変えていきたいです。後援会バス旅行焼津の旅も楽しみです。(保育後援会 K.H)

★8月9日は長崎原爆投下の日。午前中は「原水爆禁止世界大会ナガサキデー集会」にリモート参加をした流れの学習会参加でしたので、「ビキニ事件は原水禁運動の突破口、風穴を開けた事件だった」と聞き、一層関心も高まって聞きました。ビキニでの被ばくをきっかけに、それまで明らかにされなかった広島・長崎の実相が、被爆者の声で明らかにされ、国民的な原水爆禁止運動の高揚、1955年8月の第1回原水爆禁止世界大会、9月の原水爆禁止日本協議会の創設につながっていった歴史を知りました。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)も翌年の1956年に結成されたことなども参考資料から学びました。

学習会では、ビキニ事件で被ばくされた久保山愛吉さん死後、その身をもって放射性物質の全身の臓器への影響も明らかにされました。にもかかわらず、ビキニ事件も忘れられ、広島・長崎の被爆者の苦しみをどれほど多くの国民が我が事として理解しているのか。戦後80年の今年、自分にとっても、知識不足であったビキニ事件を知ることができ、また9月の焼津への旅行も含めて、平和運動の糧にしていきたいと思いました。 (保育後援会 N.S)

相談してよかった!長生きは健康な身体で!!

4月からスタートした板津先生の「健康相談」を5月に受けました。3月に受診した結果で胃が最高レベルの「要精密検査」になっていたからです。どうしよう~。柴田事務所で待機してくださる板津先生を予約し面談。

板津先生は「結果の見かた」という資料を片手に、ひっかかっていた胃だけでなく、全ての項目について細かく説明してくださり、私の心配していた胃カメラも、「今は鼻から入れる方もあるし、検査して調べてもらうといい」と。そして6月に健診受診したメドックで鼻から入れる方法でカメラをしました。結果は「異常なかったです。」と映像を前に詳しく親切に教えてくださいました。どうしよう!が良かった!に。若い?ステキな先生との出会いにもなりました。 (広路後援会 Y.Y)

無料医療健康相談のご案内

現役医師(後援会長)がなんでもわかることをお答えします【予約制・30分】

  • 第3火曜日:午前10時〜11時
  • 予約は火/水/木午前にお電話で

9/16(火), 10/21(火)分予約受付中!

予約Tel : 052-858-3255

前進座「笑い事ではありませぬ!」後援会 貸切公演にご参加を

今年の前進座名古屋特別公演は、戦時中《禁演》とされた落語家たちの奮闘を描く「笑い事ではありませぬ!」です。10月14日(火)15:00〜市民会館。ご予定ください。

昭和区後援会街頭宣伝・署名行動予定

※雨天中止・予定は変更になる場合があります

場所内容
9/3(水)8:00〜8:30荒畑定例朝
9/5(金)17:00〜18:00いりなかおかえり
9/10(水)8:00〜8:30桜山定例朝
9/17(水)8:00〜8:30川名定例朝
9/19(金)17:00〜18:00御器所おかえり
9/20(土)11:00〜11:45バロー滝川スーパー前
9/22(月)8:00〜8:30鶴舞いっせい
9/26(金)17:00〜18:00荒畑おかえり
10/1(水)8:00〜8:30いりなか定例朝

〜〜〜今後の予定〜〜〜

9/3(水)19:00〜後援会世話人会昭和区委員会
9/12(金)14:00〜無料法律相談昭和区委員会
9/12(金)19:00〜『資本論』を読む会昭和区委員会
9/16(火)10:00〜無料医療・健康相談昭和区委員会
9/18(木)19:00〜昭和区九条の会世話人会高齢者就業支援センター
9/19(金)12:00~平和がいいな昭和区の会スタンディング御器所交差点
9/19(金)14:00〜後援会事務局昭和区委員会
9/21(日)10:00〜赤旗囲碁将棋名古屋地区大会愛知民主会館
9/22(月)18:30〜昭和区平和のつどい実行委員会ぴーぷるセミナールーム
9/23(火祝)8:00〜昭和区後援会バスツアー焼津を巡る旅御器所「がブリチキン」前集合・解散
9/26(金)19:00〜『資本論』を読む会昭和区委員会
9/27(土)10:30〜戦後・被爆80年あいち平和のつどい名古屋市公会堂全館
9/28(日)10:30〜第19回昭和区平和のつどい 講師:安田菜津紀さん柳城短大体育館など


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